断腸亭料理日記

鴬谷・おいしんぼ処 てっちゃん 

2月3日(水) 昼
久しぶりに出張で帰京。
午前中に入谷で仕事を片づけ、歩いて鴬谷まで。
このあたりで知った店は少なく昼飯は難しい。
何回か行ったことがある焼肉屋はあるが
昼飯ではない。

時間もあるので界隈を一回りしてみる。
鴬谷でもこの東口はB級でうまい物を食わす店が
ありそうな雰囲気である。

西口て通じる高架のすぐ下、
専門学校のHANA(ハナ)学園と、高架をはさんで
反対側の角。

カウンター、一部立ち食いと持ち帰りの店。
おいしんぼ処 てっちゃん そば、うどん、定食、丼物、と
ブリキの壁に大書してある。
店のガラス戸には、外に向かって、様々な丼物のメニューが
張り出されている。
曰く「かき揚げ丼」「牛丼」「ちくわ天丼」etc.
決して、きれいで新しいとはいえないが、
店は、なにやらうまそうな匂いをかもし出している。

ちょうど12:00になり専門学校生があふれ出てきており
たいへんな活況を呈している。

ちょうどカウンターの1席があいており、入ってみる。

カウンターの上にごぼう天、かき揚げなどの天ぷらが並べられた
ショーケースがあり、その向こうで、
50代の父親と20代前半の息子と見られる親子2人が
まったく止まることなく、戦場のような忙しさで動き、
様々な丼物を作っている。

店のカウンターとはもう一方の道に面した窓には若い女性
(これは娘ではないようだ)が持ち帰りの注文を受け、
時には容器に飯を盛っている。

B級さ加減が気に入り、から揚げ玉子丼をたのむ。
たぶん、鶏のから揚げの卵とじであろう。

食う。

予想通り、鶏からの卵とじだが、
大き目のから揚げが4,5個。
なぜか、卵とじにしては通常の親子丼、
カツ丼ほどの量よりは少ない。
いわゆる割下も入っており甘辛。

から揚げの量は多く、食べ応えがある。
また、から揚げ自体の味も濃い。

ガツガツと掻っ込む。

びっくりするほどではないが、うまい

飛び込みで入ったが、当たり。
 

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