断腸亭料理日記2007

焼豚を焼く。

6月30日(土)夕

早く起きてしまった。
10時から、マンションの総会。

昨日も暑かったが、今日も、朝から暑い。

第一食。
タイのトムヤムクンスープを簡単に作り、
先日のタイの香り米を食う。


暑いときには、辛いものが一番、で、ある。

簡単に作る、と、書いたが、トムヤムクンには
インスタントのペーストが、ある。

具には、冷凍庫にあった小海老と、同じく豚肉、干し椎茸スライス、
ねぎ、などを入れた。

タイ米はまだ随分残っている。
あとは、チャーハンにでもしようか。

香り米は、チャーハンにしてもうまい。

チャーハンとなると、チャーシュー。
きざんだチャーシューを入れたい。

叉焼、焼豚で、ある。

ひとつ、今日は、自作をしてみようか。

総会の帰り、焼豚用に網をかけて、売っていた、
豚ロースかたまりを、買う。

叉焼の本来の作り方は、一昼夜、たれに漬けた肉を
吊るして、ハチミツはどを塗りながらローストする。

調べてみると、これ以外に、他にも作り方はいろいろあり、
一つ、簡単なものを見つけた。
まずは、表面をフライパンで焼いて、その後、煮込む。
仕上げに、もう一度、焼く。

焼豚、と、いうよりも、煮豚、に近いかも知れぬが、
これは簡単である。

まずは、かたまり。


油を敷いて、中強火で、焦げ目を付けながら、焼く。
次に、しょうゆ、酒、砂糖に、ねぎの青い部分、しょうがを入れて、
1時間ほど煮込む、という。

圧力鍋にしてみよう。

加圧、加熱は15分弱でよかろう。
本来のレシピでは、この後、3時間つゆにそのままつけて置く、
と、いうので、後は、そのまま3時間、放置。

その間、読書と昼寝。

寝ている間に、八角を入れるのを忘れていたことに気が付く。

一度、圧力鍋の蓋を開け、八角を2かけらほど入れ、
もう一度軽く煮立てて、再び放置。

夕方、かたまりを取り出し、もう一度、表面を焼く。


できた。
圧力鍋を使ったせいもあろう。
けっこう柔らかくなっている。

チャーハン、で、あったが、まずは、そのまま。
これで、ビールを呑もうか。

付け合せに、白髪ねぎの和え物を作る。

ねぎを細く刻み、豆板醤、酒、しょうゆ、で、和えるだけ。
これはラー油でもよいが、どちらにしても、簡単にできてよい。

焼豚をスライス。
盛り付ける。


ビール、で、ある。
今日は、ヱビスのザホップ。
これは、なかなか、香りもよく、うまい。
最近、気に入っている。

さて、焼豚。
やはり、煮豚と、焼豚の中間くらいのものができた。
柔らかく、味もよく染みて、うまい。

本来の中華料理の焼豚は、焼いているだけなので、
どちらかといえば、かたい。
パサパサしている、といってもよかろう。
また、たれには、漬け込んでいるだけなので、
味が付いているのは、表面付近だけ、で、あろう。
以前に作った記憶もあるが、
慣れない筆者などが作ると、今ひとつ、である。

今、東京のラーメン屋の焼豚も、多くは
今日のこんな感じであろう。

時間だけは少しかかるが、よい方法を、覚えた。





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