断腸亭料理日記2007

鶏皮

10月6日(土)第二食

なぜだかわからぬが、鶏皮が急に食べたくなった。

自分でもよくわからぬが、鶏皮、で、ある。
なん回か書いているので、好物であることは
間違いない。

朝、歯医者。
歯の治療は、長くかかったが、一先ず終了。

昼過ぎ、ハナマサへ鶏皮を買いに出る。

冷凍の2kg、¥800程度のものを買う。

帰宅し、袋ごと、水に入れて、解凍。
全部解凍してしまっても困る。
早く食べたい、と、いうのもある。

適当にやめ、出刃包丁で1/3ほどであろうか、
食べる分として、切る。

切った分を水に入れ、そのまま解凍。
残りは、袋ごと、冷凍庫へ。

さて、作るものは、ポン酢和えと、しょうゆ煮。

鍋に湯を沸かし、全部を一度湯がく。

湯を切り、洗う。
ポン酢の場合、特に、この下茹でが大事である。
鶏皮というのは、脂があるのがうまいわけであるが、
ありすぎても、いけない。

茹でて洗った皮は、ポン酢用としょうゆ煮用に分ける。

ポン酢用は脂の比較的少ない部分がよい。
皮の裏側に脂が多く付いた部分は、しょうゆ煮用。

分けた脂の少ない部分は、細めに切る。

残りのしょうゆ煮の方は、再び鍋に入れ、
水、酒、しょうゆを入れ、煮立ったら、アルミ箔で
落としぶたをし、弱火。

ポン酢用に、ねぎを細く切る。

煮付けの方は、煮込めば、おしまい。
簡単である。

ポン酢は、いわゆる、市販のポン酢しょうゆ。

ポン酢


しょうゆ煮


ビール、で、ある。

呑みたいので、昼間っからこんなものを作っている、
ような気もする。

ポン酢、しょうゆ煮、どちらも、うまい。

呑んでいて、、、ふと思いついた。
鶏皮のしょうゆ煮の煮汁で、飯を炊こう。

これはうまそうな、鶏飯ができそうである。
煮汁は、脂が層をなして出ている。

米を研ぐ。
水を切って、煮汁を釜に入れる。

全部入れると、濃すぎるので、多少水を規定量まで足し、
浸水。

今日のような煮汁で飯を炊く場合、米に浸水しにくく、
時間は、たっぷり取らなくてはならない。

二時間以上、三時間はほしいくらいである。

と、いうことで、食べたのは、夜。

茶碗によそって、もみ海苔をかける。


具はなにもないが、鶏皮飯、というのか、鶏飯、というのか、
そんなものである。

脂がたっぷりあると、味付けご飯も、うまい。

鶏皮は、池波レシピでもある、大根鍋のダシにしてもよい。

安いものであるが、うまいもの、で、ある。






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