断腸亭料理日記2008

断腸亭の年越し2008 その1

年が明けまして、2008年、平成20年戊子、
おめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

皆様の2008年がよい年となりますよう、
お祈り申し上げます。

さて、皆様のお正月はいかがなものでございましょうか。
例によって、断腸亭の年越し2008から、スタートといたします。

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12月31日(月)から1月1日(火)

今年の、おせち料理は、内儀(かみ)さんの多忙により、
初めて、買ってくることになっていた。

買ってくるのは、市谷、会社の近所の鮨太鼓という、お鮨やさん。
もうなん年も前から、夜も昼も、ちょいちょいと、
気軽に、寄らせてもらっている、鮨や、で、ある。

11時頃までにはきてくれ、ということであったので、
10時半、車で出かける。

清洲橋通りから、蔵前橋通り、JRを潜って、末広町の交差点も超え、
妻恋坂。
坂を上って、本郷通りと合流し、さらに上がる。
本郷二丁目の交差点、ガソリンスタンドを左手前に曲がり、
順天堂の脇を通り、外濠通りに出、右に曲がる。
左側の高い土手下は、神田川と向こう側にJR総武線。

長い坂を下りて、水道橋。
右側に後楽園。

外濠通りもこの水道橋から、飯田橋の間は、三車線の直線で、
飛ばせる区間でもある。
ここの交通量は大晦日の割りに、少なくない。

飯田橋、を過ぎ、さらに外濠通りをいく。
神楽坂下を過ぎると、また、直線。

牛込中央通りの交差点の一つ先を右折。
ちょいと先、右側にあるのが、鮨太鼓。

ご主人やら若い衆は、既におせちの配達に出たとのこと。
(遠くでも、注文した人の自宅まで、大晦日、配達しているのである。
筆者は、まあ、どうせ大晦日は買出しにでるので、ついでに
取りにきます、ということで、きた。)
勘定は済ませてあったので、女将さんから、
三段のお重を受け取り、車に戻る。

次は、神田まつや。
これも予約してあった、年越しそばを買う。

Uターンし、外濠通り。左折。
ここから、まつやのある、神田須田町までは、靖国通りが、よい。

新見付橋を右に曲がり、外濠を渡る。
法政大学を左に見て、一口坂を上がる。
さすがに大晦日、普段はこの一口坂は、タクシーの抜け道だが、
ここは車も少ない。

坂の途中右側が、一口坂スタジオ。

靖国通り。左折。

靖国通りは、不思議に車が少ない。
三車線で、飛ばせる。

左側、すぐに、靖国神社。
初詣の準備は整っているようだが、昼間の今は人は少ない。
右側から、内濠通りが合流。

九段坂を降りる。
右側に、田安門、日本武道館、九段下交差点。
内濠通りは、ここで右に分かれる。

さて、なにも食べていない。
なにか食べようと思い立つ。

路麺もやっていないし、
そばは、これから食う。

赤信号で止まり、九段下交差点の先に、マックを発見。
マックでいいか。

降りて、チーズバーガー一つを買い、二階で食い、再び
車に戻る。

俎板橋の交差点。上は首都高、下は日本橋川。
この先から、右側は、神保町の古本屋街。
閉まっているし、人通りも少ない。

神保町交差点。

どうでもいいが、ここの古本屋街、古本屋があるのは、
通りの右、南側。
接亭近所の、浅草通りの仏壇屋街も通りの南側。
店は北向き。
日差しが入らないように、という、理由は同じなのであろう。

右カーブを曲がり、駿河台下の交差点。

今度は左カーブ。小川町の交差点。
淡路町の交差点先、靖国通りは、また右に軽く曲がるが、
これを直進する路地の先に、まつや、は、ある。

まつや、の、店前から、
店で年越しそばを食べる人の長い列が車からも見える。

靖国通りに車を止める。
まつや、の、年越しそばを売る場所は、毎年、店ではない。
路地を入った、近くのガレージのようなところ。

店の列は、こちらの路地まで続いている。


「年越しそば」の赤い幟(のぼり)が立っている。
予約をしてあるので、名前をいい、生そば三人前と
毎年であるが、瓶詰めのうに、下関の岡本のうにを買う。

急いで、車に戻る。

次は、上野広小路、松坂屋前、うさぎや。
どらやき、で、ある。

須田町交差点。
左に曲がり、中央通り、万世橋。
渡って、秋葉原。

秋葉原は、こんな大晦日でも人出は少なくない。
買い物にきたのか、地方ナンバーの車も見える。

末広町交差点を超えて、中央通りは右に屈曲しているが、
これを真っ直ぐいく脇道の左側が、うさぎや。

車を止め、うさぎやに走る。

店は、人だかり。

しかし、ここは、列にはならない。

奥、右側で、注文をし、しばらく待って、名前が呼ばれたら、
品物を受け取って、勘定を払う。

六個入りを買う。

再び、車に戻る。

最後は、正月用に箸を買う。
多慶屋でいいだろう。

中央通りから、春日通りを右折。
JR御徒町駅前を抜け、昭和通り。

交差点少し先に、車を止め、多慶屋へ走り、
箸を買う。

これで、最後の正月準備は、終了。

帰宅し、買ってきたおせちのお重を開けてみる。

まず一つ目。
手前中央に店名の焼印入り、玉子焼き。
さすがに、鮨やの、おせち。
時計回りに、ごまめ、隣が、筆者は初めてだが、干し柿を巻いたもの。
栗きんとん、いかの松笠焼き(これは冷たくとも、かなりうまい。)。
昆布巻き、蒲鉾、大根のなます、再び栗きんとん、黒豆。


二つ目。
大きな蛤の貝にのせて焼いた、うに。
生麩、野菜の煮物は、蕗、花形に型抜きしたにんじん、
ごぼう、里芋、くわい、筍。
鴨のスモーク、車海老(これは、少し甘い)。
その上が、数の子、焼いたほたての串。
それから、ばいがい、で、あろうか、巻貝の煮たもの。
左側に、からすみと、焼いた鮭。

三つ目は、鮨や、らしく、ちらし寿司。
上にのっているのは、錦糸玉子に、蒸し鮑、たこの桜煮、
れんこん、海老。
ちらし寿司の中身は、でんぶや、穴子など。
たこなども、鮨や、の仕事。

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こうした出来合いのものは、有名料亭やら、百貨店などでも
たくさん売られているが、買ったのは、今年が初めてである。
食べてみて、さすがに、プロの仕事。
どれもなかなか、うまかった。

(価格は、これで、3万円。むろん安くはないが。)

どこぞの有名料亭よりも、
顔の知っている店のものであれば、
安心できる、ともいえよう。

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今日はここまで。続きは明日。



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