断腸亭料理日記2008

合羽橋・太助寿司

7月19日(土)夜

さて、土曜日。

今日は、ちょっと間があいたが、
合羽橋太助寿司

昼はオフィスで仕事。
内儀(かみ)さんがTELを入れておく。
予約は6時半。

6時前まで、会社で仕事。

6時過ぎ帰宅。
今日は、東京も、梅雨明けで、暑くなったようだが
ずっと、オフィスにいたため、暑さはあまり感じなかった。

自転車に、雪駄履きで、出かける。

近くの松葉小学校では、盆踊り大会のよう。
台東区など、東京下町のお盆は新盆で行なわれている。

太助寿司につき、入り、カウンターに座る。

今日はずっとオフィスでだったからか、
喉が渇いている。
ビールがうまい。

前菜。


うに、で、ある。
三陸の馬糞だそうな。

中には、うにの身の入った茶わん蒸し。
上にのっているのは、生うに。
氷の上に乗せられており、涼しげ。
北海道の馬糞には及ばないが、十二分にうまい。

今日の、この先が、楽しみ、で、ある。

つまみ。


白身は、三陸の鱸(すずき)。
たこ、赤貝、ぼたんえび。
そして、なんといっても、鰹。

ハラス側であるが、脂がすごい。
まだ、戻り鰹、ではない、というが、驚きの脂、で、ある。

このところ、初鰹が早くなったりし、
鰹の季節が前倒し、に、なっているようだが、
そういうことであろうか。

味は、むろん、うまい。
塩で炙った、皮もよい。

もう一つ、つまみで、岩牡蠣。


舞鶴、だ、という。
身も大きく、プリプリで、クリーミー。
生ぐささも、ほとんどない。

もう一つ、焼きもの。
穴子の白焼き。



ここから、握り。
鯵。


これは、うまい。
身がしっかりし、鯵らしいうまみがふんだんにある。

いか。
山口、萩の白いか、と、いう。


白いかは、年中あるように思われるが、
夏は、少し味が違うよう。
あまみもあるが、ちょっと、するめいかに近い
コリコリした食感が強いか。

さてさて、夏の、合羽橋太助寿司の名物。
これがなくては、太助寿司の夏はなかろう。
いわずと知れた、利尻の馬糞。

箱。


塩がのった、握り。


世の中に、これ以上のうには、存在しないであろう。
日本一。
雑味のないクリーミーな味。
馬糞でも、利尻のものは、まさに、別格、で、あろう。

世界で、生うにを食べる地域が他にあるのかどうか
わからぬが、この利尻の馬糞うによりうまいうには
あるまい。世界一の生うに、と言い切ってよかろう。

みる貝。


江戸前。

トロ。



久しぶりの、壱岐。
壱岐のものは、柔らかく、脂が繊細。
こまやかな、トロ、で、ある。
絶品。

煮はま。


夏は、これ、で、ある。
茨城の鹿島。
特大、で、ある。

新子。


先日の観音裏の、一新では、めだかのような小さなものだったが、

このくらいが、やっぱり、よいであろう。
三河湾だ、そうな。

香りが、なにより、で、ある。

さいごは、穴子。


やっぱり、太助は穴子。
春は、脂の、のりが今一つであったが、
これは、よい。
こんがりと、熊笹で炙られ、
ほこほこで、とろとろ。

いうことなし、で、あろう。

うまかった、うまかった。

今日も、ごちそうさまでした。

(勘定は、つまみ、3品プラスで、一人14000円)



電話番号:03-3841-4811

住所: 東京都台東区松が谷2丁目26−6



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