断腸亭料理日記2009

餡かけ豆腐と、鶏飯

4月11日(土)第二食

さて。

土曜日。

なかなか、立て込んだ一週間であったが、
この週末はなにもなし。

昨夜、根岸笹乃雪の豆腐を牛込神楽坂のスーパーで買ってきた。

これをどうしようか、と、考えた。

昨晩は、残り物の鰤照り焼きやら。
その後、酔っ払って、つくね、の、ようなものが
食べたくなり、冷凍庫にあった鶏ひき肉に全卵を混ぜて、
フライパンで焼いてみたり、、。
そんなことで、折角買ってきたのだが、豆腐には手を付けなかった。

餡かけ豆腐にでもしてみようか。

餡かけ豆腐は、シンプルなものだけに、
豆腐と出汁がうまければ、格別、で、ある。

根岸笹乃雪の豆腐は、安くはないが、豆乳が濃い、
のであろう、あまく、それなりのことはある。
いつもは冷奴で、しょうゆのみ、なのだが、
餡かけはしたことがない。
やってみようか。

確か、根岸の笹乃雪の店では、昔から餡かけが、
名物、で、あった。

出汁はなにがよかろう。
いつもは干し椎茸で出汁を取ったりしているが、、、。

昨夜の全卵を混ぜ込んだ鶏ひき肉がまだ残っている。
これを出汁、兼、具にしてみるか。

鶏は入れるが、まずは、昆布で出汁を取ろう。
鍋に水を入れ、昆布を入れておく。

1時間ほど漬けておいたが、ふと、飯も炊こうかと思い付く。
それも、味付け飯が食べたい。

餡かけにする前の、鶏を入れた出汁で炊こう。

餡と、飯を炊く出汁にするので、少し水を足し、
昆布を入れた、鍋を加熱する。
煮立つ直前に、昆布は出す。

ここに、しょうゆ、酒、白だし、なども入れ、一度煮立て、調味。

鶏ひき肉を、適当に、丸めながら入れる。

あくが出てくるので、丁寧にすくう。

火が通ったのを見計らい、止める。

米をとぎ、鶏のつゆを漉し、釜に入れ、水加減する。

ここで浸水するまで置く。

二時間ほど。
昼前になった。

浸水したのを確認し、炊き始める。

餡は、あとは鶏のつゆを片栗粉でとじればよいので、
飯が炊き上がるまで、さらに待つ。

煮出した昆布を佃煮のようなものにしておこう。

これはたまにやるのだが、酢としょうゆで
煮詰める。
けっこううまいものができる。

昆布を一口に切り、小鍋にしょうゆと酢を入れ、
煮詰める。これだけ。

飯がもうすぐ炊けそう、で、ある。

餡かけ、で、あるから、豆腐も温めなくては。


鍋に湯を沸かし、豆腐を半分切って入れる。
煮立てるとスが入る。弱火でゆっくり温める。

水溶き片栗粉を用意する。

鶏団子の入ったつゆを熱くし、片栗粉を溶き入れる。
堅めがよいだろう。

OK。

豆腐も湯から上げ、皿にのせ、餡をかける。
一先ずは、豆腐だけの味を味わうため、
鶏肉は入れずに、餡だけをかける。

酢じょうゆで煮詰めた、昆布も出す。


一杯だけ、ビールも呑もう。

やはり、豆腐がうまければ、餡かけ豆腐は、うまい。

昆布出汁を最初に取ってたのが、意味があったのか、
いま一つ、自分でもよくわからぬが、鶏い出汁はよく出ており、
うまい。

もう半分の豆腐も、今度は鶏団子も入れた餡とともに
食べる。

鶏出汁で炊いた飯。
もみ海苔を散らす。


ふむふむ、これもうまい。

食いすぎてはいけない。
一膳でやめておく。

なかなか充実した飯、に、なったのではなかろうか。
うまかった。





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