断腸亭料理日記2009

浅草観音裏・鮨・久いち

8月23日(日)夜

さて。

今週は、先週、休みでいけなかった、浅草観音裏の鮨や、
久いち。

6月

ここには、書いていないが、この6月以降も、
ウイークデー、会社帰りに二回ほど寄っている。

やはり、ご近所、浅草はちょいちょいと、
顔を出しやすいし、この親方が若いせいだろうか
気安い。

昼に、内儀(かみ)さんにTELを入れさせ、6時半に予約。

15分前、自転車で向かう。

いつものように、すし屋通りから、六区、ひさご通りも抜ける。
言問通りを渡り、店に到着。

この店は、ちょうど路地の角にあり、
自転車は店前にではなく、角を曲がった、
向う側にとめる。

入ると、先客は男女の一組。
(あとで気が付いたのだが、この男性は、
関西弁でちょっと太め、某有名作家先生の
ようにお見受けした。)

カウンター、左端に二人で座る。

ビール。

お通しをもらう。

いつも三種類程度あるが、私は漬け込みの蛤をもらう。
内儀さんは養老豆腐。

にぎりにするには、もう少し、という時間のもの
かとも思われる。ふっくらした蛤で、おかわりしたくなるほど、
で、ある。

腹も減っているので、すぐに、にぎりに。

白身、から。
かれいと、鯛の昆布〆。

昆布〆は、ねっとりとした、うまみで、うまい。

光りもの。

鯵、小肌、秋刀魚。

秋刀魚は、どこでもやるが、塩で炙ったもの。

鯵はぷりぷり。

先週の銀座松坂屋の、栄、でもあったが、
小肌はまだ、新子といってよい大きさであろう。

二匹でにぎる。
新子、と、いうのはなんといっても香りがよい。
栄、では、すだちをかけていたが、香りを楽しむには
すだちなど、ない方が、よいように思う。

うまいので、新子をもう一個。

ここにくると、毎回頼んでいるが、
仕込みが必要な、ヅケと海老を頼んでおく。

いか。

いかは、白いか。
あまみが、うまい。

すみいかの子供、新いかは、もうすぐ、で、あろうか。
これがまた、新子以上に、たのしみ、で、ある。

下足ももらう。
これはつまみ。

鮑。

蒸し鮑、で、ある。

しょうゆ、塩、甘いたれ?と、聞かれる。

たれをかけてもらう。
滋味があって、柔らかく、うまい。

海老がくる。

ここの海老は、むろん、茹で立て、だが、
にぎりの大きさに合わせてか、ごく小さめのサイマキ海老。
もう少し、大きくてもよいかとも思うが、
海老だけ、にぎりを大きくするわけにもいけなかろう。
むろん、味はよい。

ヅケ。
これもうまい。

最後に、海苔巻、と、内儀さんの希望で、玉子。

だが、玉子は切れていた。
(そういえば、ここの玉子は、どんな玉子であったか
普段私は食べないので、今まで頼んだことがなく、
わからない。)

海苔巻は、干瓢巻。
わさびを入れて。

と、けっこう、効いたのが出てきた。

目に涙。

食べ終わり、
お勘定。
一人、10,000円程度。

うまかった。

だいたい、いつもこのくらいである。
やっぱり、安かろう。

店の外まで、見送ってくれる。
これもいつもだが、えらいもの、で、ある。

再び、自転車に乗り、帰宅。


TEL 03-3874-2921
住所 東京都台東区浅草3丁目18−8





断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 |




BACK | NEXT |

(C)DANCHOUTEI 2009