断腸亭料理日記2010

玉子焼きの朝飯

1月15日(土)第一食

さて。

土曜日。

今週末は、仕事、、、。
月曜までにまとめねばならないものがある。

もっと前からわかっていたことなのではあるが、
普段は他のことで、忙しいというのと、
直前にならなければやらない、という
まあ、私の性格の問題、で、ある。

ともあれ。

今朝は、比較的早く起きた。
仕事を始める。

仕事をしながら、なにを食べようか、考える。
干物、でもあれば、と、思ったが、なにもない。
ともあれ、飯を炊こう。

例の、吉兆式?で、鍋で炊く。

電気の炊飯器では、スイッチを入れてから、小一時間は
かかるが、この吉兆式では、火にかけて炊く時間自体は、
15分もかからない。

そのかわり、十分に浸水すること。
浸水が、1時間ほどとして、やっぱり、
炊飯器よりは、早いだろう。

米を洗い、浸水。
(無洗米のため、洗うだけ。)

仕事をしながら、1時間程度。

いいかな?

玉子焼き、でも焼こうか。

いわゆる、出汁巻き。
実のところ、私はさほど得意ではない。

今日は、ちゃんと作ってみよう。

玉子二個を割りほぐす。

ここに、ちょいと砂糖と酒。

玉子焼き器(玉子焼き鍋?、あの、長四角のもの、で、ある。)
を熱し、油を敷く。

一回目、玉子液を流す。
ある程度固まったら、巻いて、向う側に

毎度、うまくいかないのは、くっついてしまい、
形にならない、というところ、なのである。

今までは、ティッシュペーパーに油を含ませて、
鍋肌を拭いていたが、今日は直接油をたらし、回す。

二回目を流し、向う側の巻いた下にも玉子を、
行き渡らせる。

ここがポイントだが、今流したものが
固まってきたら、先ほど巻いたものを芯に、
巻いていく。

お。よかった、くっつかずに、巻けた。
やはり、油を多目に敷けば、無難。

三回、四回。

なかなか、うまくできたぞ。

じゃあ、味噌汁。
これも、実がなにもないので、ねぎのみ。
根深汁。

ねぎ一本、を五分に切り、水から煮る。
ここから、飯も同時進行で、炊き始める。

ねぎの鍋が、煮立ってきたら、弱火にし、網の籠、
(元は急須に入っていた、茶漉し用の
もの、で、ある)に、鰹削り節を詰め込んで、
一緒に鍋に入れる。

米の方は、煮立ってきたら、一度しゃ文字で
かき混ぜる。

ここからは、ご〜〜く、弱火。
じっくりと、水分がなくなるまで、待つ。

味噌汁のねぎが煮えて、出汁も出て、
色がついてきたら、一度、止めておく。


飯の鍋は、こんな感じ。
ふたがガラスなので、中の様子がわかってよい。

目安は、水がなくなったところ、なのだが、
これは、いくらふたがガラスでもわからない。
それで、私は、慎重ににおいをかいで、焦げの
においがしてきたら、終了、と、している。

しばし、待つ。

ん?においがしてきた。

よいだろう。

火を止める。

吉兆式だと、ここで、すぐに盛り付けて、
瑞々した飯を出す、のだが、今日は、多少蒸らせる。
(と、いっても、他の物を準備する時間だけだが。)

煮えたねぎの鍋から、網を引き揚げ、味噌を溶く。

玉子焼きを切る。
味噌汁は、沸騰寸前まで温めて、終了。

京都のしば漬けも、出す。


玉子焼きも、飯も、なかなか、うまくできた。

味噌汁も、うまい。

飯は、おかわり。

なんということもない、普通の朝飯だが、
こうしたものが、大切、なのかもしれぬ。

さあ、また仕事だ、、。







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