断腸亭料理日記2010

ビシソワーズ

7月2日(金)深夜

一週間が終わった。

毎度のことだが、やっと終わった、
いや、あっという間に終わった。
おそらく両方。

同僚と少し呑んで帰宅。

いやぁ、それにしても暑い。
東京は蒸し暑い日が続いている。

なにか冷たいスープのようなものが飲みたくなった。

冷たいスープといえば、トマトのガスパチョ。
あるいは、じゃがいものビシソワーズ。

ガスパチョは、スペイン料理であったか。
にんにくなども入り、夏に合った酸味があり、
スパイシーなスープ。
ビシソワーズはじゃがいもの冷製ポタージュで、牛乳が入り
少しこってり。

ガスパチョビシソワーズも、
どちらも作ったことがある。どちらがよかろう。

ガスパチョとビシソワーズの手間の違いは、まあ、大差ないが、
ガスパチョに使うトマトには繊維や種があり、裏漉す必要があるが、
じゃがいものビシソワーズはミキサーをかけるだけで
裏漉さなくともよいので、少し簡単か。
また、今日は、ちょっと、こってり感もよいかもしれない。
ビシソワーズにしよう。

牛乳が必要。
冷蔵庫を開けると、お!。

牛乳がない。

しかたない、浴衣を引っ掛けて、買いに出る。

夏、家では、私はそうとうに、いい加減な格好をしているが
夜中、こうして買い物に出る時には、浴衣は便利である。
ちょいと引っ掛けて、兵児帯(へこおび)を締め、
下駄、で、ある。

コンビニで500ccの牛乳を買って帰宅。

じゃがいもは3個ほど、皮をむき、すぐに火が通るように、
薄めにスライス。

玉ねぎ半分もスライス。

鍋にバター。
玉ねぎを炒める。

透き通ってきたら、じゃがいもも投入。
水はひたひたよりも、少し多いくらい、入れる。
(たいした根拠はない。)

コンソメを入れ煮立てる。

弱火でじゃがいもを煮る。
薄くスライスしているので、柔らかくなるのは
10分もかからない。

柔らかくなったら、牛乳を入れる。
(これも量はテキトウ。)

ミキサーを用意。

鍋から移し、回す。

トロトロになるまで。

もう一度鍋に戻し、塩胡椒。

味見。

まだ温かい。
冷たくして食べるものは、温かい状態の味よりは、
濃くするのがセオリー。

いいかな。

これを鍋ごと、洗い桶に水を張り、浮かべる。
冷凍庫にあった保冷剤も3つ、4つ、突っ込む。

冷えるまで、待つ。

30分ほど。

だいぶ冷えた。
欲をいえば、キンキンに冷やしたいが、
待ち切れない、飲もう。


トロトロで、ちょっとこってり、
冷たいスープ。

こんな蒸し暑い、梅雨の夜には、よいもの、
で、ある。







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