断腸亭料理日記2010

穴子天

3月28日(日)第1食

日曜日。

朝起きて、なにを食べようか、考える。

冷飯があるから、チキンライスか、炒飯?

あ、忘れていた。
昨日の、穴子があったんだ。

朝からだが、天ぷらを揚げようか。

天ぷらは、最近、市販の天ぷら粉を
少し混ぜて使うのに慣れ、安定してきており、
自分でも手早く、チョチョイと、できそうな気がする。

まずは、大根おろし。
冷蔵庫の野菜室に、大根の切れっ端があった。
1人分のおろし程度はできるだろう。
包んであった新聞紙を取ると、いつのものであったか、
というくらいに、しなびている。
しかし、厚めに皮をむいてみると、まあ、使えそうである。

おろし金でおろし、器に移しておく。

天ぷらは、揚げ立てをすぐに食べなければいけない。
皿も食卓に用意。紙を二つ折りにして置く。

天つゆは、いつもの通り、桃屋のつゆ。
薄めずに、原液を小鉢に。

調理の準備。

ストックしてある天ぷら油を出し、
揚げ鍋に入れ、予熱のため、火をつけておく。

ボールに玉子を割ほぐし、冷水と氷を2かけらほど
入れておく。

薄力粉と、天ぷら粉を用意。

ここまで用意し、油の温度をみる。
(衣がまだ、できていないので、鍋の上に、手をかざす。)
だいぶ上がっているが、もう少しか。

穴子は昨日既に切ってあった。
これに、皿の上で、小麦粉をまぶす。
これは、天ぷら粉。

ボールの玉子冷水に、薄力粉2に対し、
天ぷら粉1程度を入れ、軽く、合わせる。

今度は、衣を落とし、油温をもう一度みる。

OK。

ボールに穴子を三枚を入れ、衣をまとわせる。

まずは、一枚投入。

気持、油温が低めか。
他の2枚は、少し待ち。

20秒ほど。

いいかな。
残りの二枚も投入。

10秒ほど、手は触れない。
揚げものすべての鉄則だが、投入後、
衣が固まる10秒ほどは、絶対に手を触れてはいけない。

以前は、怖がって、すぐに手を出していた。
これをすると、衣が固まっていないので、衣の形が崩れるし、
揚げ箸に、衣が付き、団子になってしまう、のである。

穴子は、十分に火を通す。
いかなどのように、半生にすると、生ぐさくて、
食べられない。

狐色まで。

OK。

残りも全部、揚げる。

穴子は揚げ終わったが、衣が、余った。
野菜でも、揚げようか。
なにか揚げられそうなものがないかと、
野菜室を開けてみる。

オクラ、がある。
が、オクラは、揚げない、か。
レタス、セロリもあるが、これらはもっとなかろう。

玉ねぎか。

二切れほど切って、衣をからめ、揚げる。
OK。

特段のトラブルもなく、チョチョイ、とまではいかないが、
そこそこ、手早くできたであろう。


朝からであるが、ビール。
(天ぷらとくれば、やはり、これはやめられない。
アル中、で、あろうか、、、。まあ、よいわけはない。)

揚がり具合は、まあまあ、であろう。

衣は、カラッとしていても、ガチガチに硬いのは、
それはそれで、違うような気はしている。
適度に、硬めがよいように、思う。

そういう意味で、まあまあ。
だが、もちろん、味は満足。

朝から、よい気分、で、ある。






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