断腸亭料理日記2011

メンチカツで、朝飯

8月14日(日)第一食

さて。

日曜日。

朝起きて、なにを食べようか、
考える。

なにもないので、飯を炊こうか。

おかずはなににしようか。

昨日、上野のキンコーズで来週の
『講座』の資料をコピーし、
あまりにも暑くて、(あまり理由になっていないが)、
焼鳥でチューハイ、と、思い、御徒町の大山へ寄った。

ここは、肉の卸が経営するレストランもある、立ち呑み。
焼鳥もうまいし、コロッケなど揚げ物もある。

ここで焼鳥を買って、ついでに、好物のメンチも買ってきた。

帰り道、缶チューハイも買って帰り、食って呑んで、
そのまま昼寝。

この、焼鳥は全部食べてしまったのだが
メンチは、残っている。

これを食べようか。

ご飯は、例によって、鍋で炊く。

米を研ぎ、1時間、浸水。

味噌汁くらいは作ろうか。

実、は、なににしようか。

野菜室をのぞく。
ん?、ししとう?

ししとう、は、入れないか。

お、茄子。

茄子はよかろう。

柔らかく煮るとうまい。

出汁は、煮干し、かな。

煮干しは、頭を取って腹も取る。
面倒たが、苦くなるのでやはり、
これは、した方がよい。

茄子は細く切り、水を張った鍋へ。
煮干しは、軽く手で折って入れる。
これは、細かくした方が出汁が出やすいだろう、
ということである。

茄子は崩れるくらい柔らかい方がよいし、
煮干しも時間をかけて煮出した方が
よいので
同時に水から入れて、ゆっくり煮る。

茄子がよい加減になったら、置いておく。

飯に、掛かる。

これは、なん度も書いているので、
もういいだろう。

炊けたら、火を止め、蒸らす。

その間に、メンチをオーブントースターで
温める。

キャベツはないが、レタスがあったので、
洗って、皿にのせ、マヨネーズをかける。

味噌汁は、味噌を溶き、温めて、出来上がり。

漬物も出す。
今日は、京都の柴漬けと、同じくちりめん山椒、
そして、地元海老屋の葉唐辛子の佃煮。


メンチカツ、というのは、うまいもの、である。

これは、100円だが、100円でこれを
作ろうと思っても、おそらく自分ではできない。

ポテトコロッケもそうだが、材料は安いかもしれぬが、
手間がそうとうにかかる。

とても自分では作ろうという気にならない。

こういうものも、今時少ないかもしれぬ。

大量に作るとはいえ、肉やのコロッケは、手作り、
であろう。ジャガイモを蒸かして、挽肉と玉ねぎを
炒めて混ぜ込み、その上、衣をつけ、パン粉まで
まぶして、揚げている。

メンチであれば、中はハンバーグである。
これが100円。

材料は安いかもしれぬが、作る手間を考えれば、
この値段では合わぬはず、で、ある。

これは、人の人件費、手間賃というものが、
安かった頃のまま、なのであろう。
安くて、うまいもの、というポジションができてしまい、
今さら、値上げはできない。
200円のポテトコロッケなど、考えられない。

なので、私は、メンチは大好きだが、
自作はしようとは、思わない。
やはり、買ってきて食べるもの。

うまいが、なんとなく、割の合わぬ、
不思議な食いもの、で、ある。







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