断腸亭料理日記2011

国際通りから、東武浅草駅裏まで

浅草・博多らーめん・いのうえ

2月15日(火)昼

今日は、朝から、つくばの事業所で会議。

11時すぎに終了、市谷に戻る。

昼飯は途中で食おう。

この前、行けなかった、浅草のラーメンやは、
どうだろうか。
ランチもやっているよう、であった。

TXの浅草駅で降りる。

ラーメンは、博多ラーメンらしい。
場所は、東武の浅草駅の北側。

馬道と蔵前通り(江戸通り)を結んで、
東武浅草の北口に面している通り。
この通り沿い。

店の名前は、いのうえ、と、いう。

開店は、04年という。
と、いうことは、随分前からあったのである。

あのあたりは、むろん、よくうろうろしているのが、
記憶にはなかった。
いや、なにか店はあったなぁ、という記憶はあるが、
目に入っていなかった、と、いうことである。

TXの浅草駅は国際通り、六区。
演芸ホールの脇の路地の地上に上がってくる。

今日は、天気もいい。

右に曲がると、回転ずしがあり、角は
以前は、伝説のストリップ小屋、フランス座だが、
今は、色物中心の寄席、東洋館

東洋館と同じビルだが、
六区の通り、六区ブロードウェー沿いは、
ご存知、浅草演芸ホール

一階が演芸ホール、その上が東洋館という
構造になっている。

天井が薄い安普請のせいだろう、
フランス座だった頃は、下の演芸ホールで
落語を聴いていると、静かな噺だと、
上のフランス座の、ストリップのバックミュージックが
よく聞こえてきたもの、で、ある。

演芸ホールの前は、元の日本初の映画館、
電気館の跡。

なぜだか、ここの路地は道が斜め。
路地の名前は、浅草六区通り。
初夏には植木市なども開かれる。

左に居酒屋の「捕鯨船」。
北野武氏、なぎら健壱氏その他で、超有名。

右側には、若手お笑いの小さな小屋、
浅草リトルシアター

いつも、呼び込みとチラシ配りをしているが、
今日も。

変形の五叉路。
左は煮込みやが並ぶ通り。
(名前は公園本通り、と、いう。)
右手前は、洋食のヨシカミの角に。
右は新仲見世へ。

真っ直ぐは、ここから、伝法院通り。

ウイークデーの昼間、このあたりを
歩くことは、あまりないが、比較的人通りは多い。
外人さんなどもあり、やはり、観光客であろう。

伝法院通りは、各店舗など、少し前から
“江戸っぽい”町並みになっている。
こうなった当初は、なにか、取って付けたような
感じもしたが、今は、こちらも慣れてきたのだろう、
それなりに見える。

左に伝法院の門。
開いている。

いつも開いていたっけ?。
以前は閉まっていたと、思ったが。

伝法院とは、浅草寺の本坊で、貫首(かんす)大僧正、
(まあ、浅草寺で一番偉い和尚さん)の住まい。

ここには、小堀遠州作と伝わる庭が有名で、
私も二度ほど、とある縁で、見せていただく機会があった。
(これは、普通は見られないと思われる。)

右側はオレンジ通りで、浅草公会堂。
曲がると、この前の中清

先を急ぐ。

右角に、天ぷらの大黒屋。

仲見世を突っ切って、右にラーメンの、与ろゐや

オーソドックスな中華そばで、うまいが、
今日は、博多。

左は洋食の、大宮

随分ときていないが、ランチもやっているよう。

馬道の交差点。

渡って、右側。
「博多らーめん・いのうえ」。

ビルの1階だが、一段下がっている。

やっている。

ドアを開けて入る。

さほど広くない。
カウンターと、テーブル。

先客は、近所のサラリーマンの昼飯、
という感じの人が、3〜4人。

あいているテーブル席に座る。

チャーハンとのラーメンのセットをすぐさま注文。

厨房はご主人夫婦、外は、そのお母さんという
格好か。
(ご主人は、私と同年配かちょい下、であろうか。)

店内は、04年開店にしてはちょっと、古びている。
(どこかの居抜であったのかもしれぬ。)

きた。


本場の味に近い、という噂。
博多人でない、私にはわからないが、
なかなか、うまい。

チャーハンの方は、やはり、なにか豚骨の
スープで炊き込んででもいるのか、濃厚でうまい。

うまかった。

勘定をして、出る。

日曜は休みのようであったが、
ここにこんな店があるのは、知らなかった。

飾っていないところが、また、
よい感じの、博多ラーメンや。

よい店を見つけた。




台東区花川戸1-6-6 花川戸マンション101
03-3847-0084





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