断腸亭料理日記2011

秋葉原・インドカレー・

ジャイヒンド

7月14日(木)昼

今日は、午後から秋葉原。

昼飯を秋葉原で食べようと考えた。

しかし、暑い。

皆さん、ご同様かと思うが、
梅雨明け後の猛暑に加えて、節電で、オフィスは
30℃を越えているかもしれない。

民間企業、弊社などもそうだが、そうそう、
サマータイムなどもできないし、
ノーネクタイに半袖がせいぜいで、
ポロシャツや、コットンパンツという
わけにもいかない。

まったくもって、まともに仕事ができる状況ではない。

菅総理の無責任な発言にも腹が立つし、
東電は他へ融通しようといっているという、
なんであろうか、これは。

我々企業が、暑さに耐えて節電をしながら
働いているから、なんとかなっているのではないか。

経団連の米倉会長も発言されていたが、
こんなことなら、日本の企業は皆、海外へ
出ていくしかない。

日本の企業が元気にならねば、
震災の復興などもないではない。

もう誰でもよい。

このひと夏、とても我慢できない、
というのが、率直な思いではある。

閑話休題。

秋葉原の昼飯、で、あった。

こう暑いと、思い付いたのは、
カレー。

秋葉原でカレー、と、いえば、ジャイヒンド。

2005年

2007年

ここももう、開店から7〜8年は経っているのか。

安定した人気店なのであろう。

秋葉原の駅付近は、昔のこの界隈を知っている者には
今、ちょいと、わかりずらいことになっている。

青果市場が移転し、再開発され、ビルがいくつかでき、
さらに、TXの駅ができ、ヨドバシカメラの大きなビルもある。

以前の秋葉原駅は、電気街のある西側がメインで、
東側は昭和通り口だけであった。

今はその間にヨドバシやTXに出る出口があり、
それに隣接する駅ビルがある。

この出たところに、ロータリーのようなスペースもある。

ジャイヒンドはこちら側から。

ヨドバシの前を通り北へ向かう。
路地を1〜2本すぎて、右側。

小さない店、で、ある。

ここの町名は、神田練塀町。
神田なので、千代田区だが、このあたりは、
少し前までは、神田ではなく、下谷(今の台東区)で、
下谷練塀町の方が、そういう意味では
由緒とすれば、正しい。

そして、歌舞伎や映画にもなっている、
江戸の頃の怪僧、河内山宗俊が住んでいたところ、
ということになっている。

むろん、そんなことも今のこの界隈には
面影もない。

13時少し前。

店に入ると、ほぼ満席か。
やはり、人気、なのであろう。

それでも、あいた席を見つけて座る。

ランチメニュー、カレー1種と、タンドリーチキンの
ついた、1050円のセット、を頼む。

カレーは3種、チキン、ひよこ豆などの内から、
チキンを。

こちらも忘れていたのだが、辛目にしてくれ、
という、オーダーもきくのだが、多忙な昼では、
遠慮をすべきか。


チキンカレー。

こってり系のバターチキンといってよいか、とは思うが、
多少、さっぱり目、かもしれない。

ランチだからか、スパイスの個性も抑え目。
安心して食べられる、うまいインドカレーである。

ノーマルな辛さでは、さほどのことはない。
しかし、食べているうちに、汗は、どんどんと、
出てくる。

やはり、暑いときには、辛いもの、で、ある。

うまかった。

ご馳走様。


最近も、東京には、中国人のやっている、中華料理店と同様、
インド人がやっている、インド料理店が、どんどんと増えている。

実際、そういう新しいところにも、行ってみたりはしている。
いってみろと、どこも、けっこう、うまい。
いや、インド人のやっている、インド料理店で、
まずい店、というのには、あまりお目にかかったことがない、
と、いってよいであろう。

やはり、他国にまできて、店を開こうというくらいで、
料理自慢の人がきているのかもしれない。

ただし、店が流行るか流行らぬかは、また、別の
問題のようである。

ここのポイントは、一人いる、日本人の女性ではなかろうか。
こういう人がいるので、居心地がよくなっているのかも
しれない。
味はうまいが、オールインド人だと、どうも、日本人好みの
サービスは、望めない。そういう店も少なくないように
思われる。



千代田区神田練塀町49 東和ビル 1F
03-3253-2626




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