断腸亭料理日記2011

浅草で昼飯・欧風料理

ア・トレ・ヤン

6月16日(木)昼

今日の昼は、浅草。

しかし、これは午前中が、つくばや、柏で、
午後、市谷と、いう具合で、毎度書いている、
その、移動経路の浅草で昼飯、というのではない。

たまたま、最近になって、仕事上で
付き合いができた方の事務所が浅草。
それで、午前中はそこで、打ち合わせ。

まあ、そういうこと、であった。

そういうことなのだが、午前に、家の近所で
打ち合わせ、というのは、至極便利、では、ある。

今日は、逆に、これから、つくば、なので、
国際通りのTX浅草駅から、乗る。

そして、このあたりで、昼飯を食べる。

さてさて。

とはいっても、田原町から浅草ビューホテルまでの
国際通り沿いで、ウイークデーの昼飯によいところ、
というと、実際には、なかなか、思い浮かばない、のである。

休日ならば、先日のどぜうの飯田屋

だったり、蕎麦やの、おざわ
でも、いい。

あるいは、夜なら、六区に入るが、
ヨシカミで、洋食もいい。

その他、すき焼きの今半、焼肉の本とさや、
などなど。(そう、焼肉やも、この界隈、
集中しているといってよい。)

つまり、そこそこのところは、このあたり、皆、
高い、のである。
ちょいと、ランチ、では、もったいない、
のである。

同僚とともに、田原町交差点から、旧仁丹塔の
T字路をすぎ、歩いてくる。

そうそう。

このあたり、立ち喰い蕎麦やも妙に多い。
(路麺、ではない、チェーンの立ち喰い、で、ある。)

時間はあまりないが、さすがに、
昼飯がチェーンの立ち喰いでは、淋しいではないか。

ドネルケバブがあって、、。

ん?

洋食や、というのか、レストランというのか。
小さな店がある。

ランチも看板に書かれて、歩道に出ている。
ちょっと、行きすぎて、考え直し、戻ってきた。

アト・レ・ヤン、と、いう店。

ここにこういう店があるのは、
むろん、なん度も、なん度も
前を通っているので、知っていたのだが、
たいていは、土日か夜で、入ったことはなかった。

ドアを開けて入ると、中も、予想通り、
小ぢんまりとした店。

まだ、12時には少し間があり、先客はいない。

日替わりランチ、900円。
チキン。

外の看板には、書いてあった。

連れと共に、それ。

ご夫婦でやられているのか、オーダーを取りにきた、
奥様らしき女性が、カボチャのポタージュのカップ、
冷製、100円ですが、いかかですか?、
と。

100円なら、もらいましょうか。

これ、なにか、思い出すものがあった。

随分前、10年以上前にもなろうか。
(調べたら、そんなに前ではない。7年前、で、あった。)

とある、日本橋の、カレーが名物の、フレンチレストラン。

昼、そのカレーを目当てに行ったら、

「シェフが朝から手間をかけて仕込んだ、
(同じく)冷製のポタージュはいかがですか?」、
といわれ、頼んでしまったら、その、ポタージュの方が、
カレーより随分と、高かった、という、、、。

まさに、シ・テ・ヤ・ラ・レ・タ!。

こちらは、そんなこともなく、100円。
さすがに、浅草。それも、国際通りを越えた、
西浅草、で、ある。

その、かぼちゃのポタージュ冷製。


冷たくて、こってり。

うまいもの、で、ある。

そして、チキンとライスもきた。


これは、これは。
どうして、どうして。

なかなかのもの、ではないか。

皮がパリッと焼かれており、
また、ソースがうまい。

デミグラスであろうか。

そして、胡椒がまた、よく効いている。

最近は、うまいフレンチ、なりをあまり
食べていなかったが、久しぶりの、センスのよい
料理ではなかろうか。

付け合わせは、いかのトマトソース。
やりいか、で、あろうか。

柔らかく、これもうまい。

うまかった、うまかった。

お勘定をして、出る。

出がけに、もう一度、ランチの看板を見ると、
チキンのグリル、青胡椒風味(であったか)。

青胡椒かどうかはわからなかったが、
デミグラスソースとともに、うまかった。

さらに、あとで調べてみると、
ここはハヤシライスをはじめ、デミグラスソースが
売り、とのこと。

よしよし。

またこよう。



アト・レ・ヤン



台東区西浅草2-14-15
03-5828-0118





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