断腸亭料理日記2011

モルディブ行き その3

さて。

引続き、モルディブのワン・アンド・オンリー。

朝は、必ず、3種出てくるカレーを食べていたが、
そのバリエーション。



やはり、ここではツナ(マグロ、あるいは、カツオ、
または、カジキ、であろう。)のカレーは
一番オーソドックスで、具としては、うまい。


カレーというよりは、鶏の煮込みといった方が
よい。タイ風であろうか。
赤い見た目では辛そうだが、スパイシーではあるが、
多少甘目。

朝飯を食べて、すぐに、9時出発でダイビング。


我々は、毎朝、午前中に2本潜っていたが、
お金持ち、セレブはガシガシ潜らぬものか、
ほとんど、我々の貸切状態。
プライベート、で、あった。

ここには、日系三世の男性のダイブマスターがおり、
言葉には不自由はしない。

ポイントは、リゾートから船で20〜40分程度で
近い。
そして、こちらのボートのお客が少ない上に、
ポイントでも他からのボートもなく、海も貸切。

その上、機材の用意から、装着その他、
皆、ボートのクルーがしてくれて、完全な大名ダイビング。
それこそ、フィンすら履かせてくれる。

人が少ないから、ということもあったろうが。

まったく、快適なものであった。

肝心のダイビングはどうだったか。
昨年は、マンタに大量に会うことができたのだが、
今年は、マンタはなし。

しかし、各種サメ。エイはエイでも1m以上はある、
大きなマダラトビエイの群れ。

ウミガメ。
今回、その日系のガイド氏に初めて聞いたことなのだが、
モルディブのカメは、ほとんどがタイマイであるということ。
タイマイは櫛などに使った鼈甲(ベッコウ)に
なっていたっけ。

そういわれれば、黄色っぽいような気もするが、
同じときに出た、アオウミガメ、と教えられたものと、
私の目では、まったく区別はつかなかった。
(このガイド氏、やたらに魚の和名を沢山記憶しており、
教えてくれた。おそらく、日本人の普通のガイドでも
こんな人は珍しかろう。)

そして、今回のポイントがそうだったのだと思うが、
特筆すべきは、サンゴの美しさ。

ポイントが荒らされていない、ということ
かもしれぬが、種類の多さと密度には驚いた。

一時期、気候変動やらでモルディブのサンゴが、
少し衰えた時期があったというが、それが回復をした、ということか。
ここがさほどでもなかったのか、どちらかは、わからぬ。
わからぬが、そうとうなものであった。

サンゴについては、我が国の沖縄、特に離島は
モルディブ以上、だと思っているが、それらに
負けず劣らずの美しさ。

サンゴが美しいと、そこに小魚が群れ集い、
丹念に、サンゴの間など、細かく見れば見るほど、
あきないものであった。

そうそう。
砂地からニョロニョロと出てくる、
ユーモラスなチンアナゴもたくさんいたっけ。

まったくもって、命の洗濯、心の洗濯を
することができた。

2本潜ってくると、お昼。

これは、ヴィラで取ったルームサービス。


メニューはツナのBLT。
(ベーコン・トマト・レタスのホットサンドイッチ)
奥のバスケットはパン。

やはりツナはうまい、のだが、見てほしいのは、
このテーブルセッティング。

届けてくれた、モルディビアンの係りの
お兄さんが並べてくれた。

それを、私は、まったく手を触れないで
写真を撮った。

しかし、なんと、きれいではないか。
外光も美しいのだが、まるで、料理を専門に
並べるプロのスタイリストがしたようではないか。

ここのレストランよりも、間違いなく、美しい。

(おそらく、訓練されている、のであろう。)

2日目の夜は、メインダイニングでイタリアンの
バッフェ。(今回は食事は、朝と夜が、付いていた。)




(パスタはトリュフのクリームソース、といっていたが、
それらしい香りは、、、?。)


これは翌朝。

内儀さんが誰かに聞いたとかで、
頼んだ、タイのおかゆ、なるもの。
これがうまかった。
(ここの朝は、バッフェに、玉子料理以外にも、けっこうな種類、
オーダーができる。すべてインクルードで。)


タイは米食の国なので、お粥があるのは、
不思議ではないのかもしれぬが、私はタイ風のお粥というのは、
始めてである。
しょうゆにナムプラーでも入っているのか、
そんな味のたれが付いている。

内儀さんなど、この後、毎日これを頼んでいた。



つづく。




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