断腸亭料理日記2012

二日酔いのスープカレー

3月31日(土)

昨日、3/30(金)。
多くの企業同様、弊社も期末。

夜、期変わりの打ち上げの宴会。
めでたい話もな特にない。

で、ご多分に漏れず、私は二日酔い。

朝、早めに起きてしまう。
皆さん、二日酔いの時には、なにを食べる、で、あろうか。

食べない、あるいは、水分のみ、と、いう方もあろうが、
やはり、なんらか腹に入れた方がよかろう。

思い付いたのは韓国の辛ラーメン。
水分が取れるのと、辛いものは代謝がよくなり、
二日酔いには、よい、と、思っている。

在庫がないので、ハナマサに買いに出る。

きてみると、ノーマルな袋の辛ラーメン以外に、
ブラック、と、いうのがあった。
なにか、スープが違うようである。

袋の3食+1食入りのノーマルと、そのブラックを
買って帰り、ブラックを作ってみる。

玉子も入れる。
二日酔いの腹には、玉子もよい。

ブラックというのは、牛の出汁のような感じ。
『辛くてもマイルドな濃厚スープ。』と、一見わけのわからない、
説明コピーが書かれているが、なるほど、その通り。
濃いのに、マイルド、というのは、塩気が少く、
そう感じるのかもしれない。

そんなものを、腹に入れて、風呂にも入り、さっぱり。

昼。

だいぶ落ち着いたのだが、やはり、汁物の
辛いものが、食べたい。

考えたのが、スープカレー。

冷凍庫をのぞくと、鶏皮があった。
これを出汁、に、しようか。

鶏皮を解凍。
一口に切る。

玉ねぎ1個、面倒なので、みじん切りではなく、
ざくざく切る。

にんにくはスライス。
玉ねぎ、にんにくは、煮れば溶けていくが、
生姜は溶けないので、細かくみじんに切る。

煮込み用の圧力鍋に、鶏皮、玉ねぎ、にんにく、
生姜を入れ、炒める。

ある程度炒まったら、ここに直接、カレー粉を
入れてしまう。

いつもはスパイスをバラで入れる。
クミン、ガルダモン、コリアンダーなど、バラバラで
それぞれ相当量入れると、香りの強いクセのあるとがったカレーになる。
カレー粉にすると、各スパイスの個性は少なくなり、
マイルドというのか、まとまったものになる。
今日は、二日酔いだしマイルドさを狙ってみよう、というわけである。

とはいいながら、クミンだけは、ちょいと効かせたいので、
小匙2ほど、入れる。

それから、レッドペッパー。
これは大匙1で、辛めに。

カレー粉は、ドバイで買ったもの。
数年前に買ったものだが、こういうものは、大袋なので、
そうそうなくならない、のである。

水を少し足し、フライパンの炒めた玉ねぎなどとよく合わせる。

合わさったら、スープなので水を多めに入れ、ベイリーフ、
味に変化をつけるために、別のカレー粉(S&Bの赤缶)、
コンソメを加え、ふたをし、加熱、加圧。
いつものように、圧が上がったら、弱火にし、5分。

あとは放置調理。

30分。

OK。

ふたを取る。

あ!。

ここで気が付いた。
トマトを入れていない。

カレーというのは、ほとんどのものにベースの味として、
入っている。特に、インド系のものは必須、で、ある。

まったくトマトなしでは、やはり、味の足らないものに
なるであろう。

あわてて、買いに出る。

これから水煮を入れて煮込むよりは、
ピューレかジュースでもよいかもしれない。

PETボトルのジュースに、缶の水煮も切れていたので
買って帰宅。

200ccほど入れ、再度煮込む。
ついでに、カリスメティも入れる。

5〜6分煮込み、再び放置。

10分。

ふたを開け塩を入れ、味見。

辛味が足らないかな?
レッドペッパーを足す。

軽く煮込んで、出来上がり。
ご飯は、冷飯があるので、レンジで温めて、皿に盛る。


なにか、あまり見栄えはよくないが、
なかなか、うまいものができた。

辛いもの、というのは、本来、胃腸にはあまりよいものでは
ないのではあろうが、なぜだか二日酔いには、欲しくなる。

水分が摂れて、汗もかける。
気分もシャキッとする。

私には特効薬、では、ある。




断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 |

2009 12月 | 2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 |

2010 7月 | 2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2010 12月 |2011 1月 |

2011 2月 | 2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月

2011 9月 | 2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 |


BACK | NEXT |

(C)DANCHOUTEI 2012