断腸亭料理日記2013

酒のつまみ二品・

焼鳥とピーマンの甘味噌炒め

7月6日(土)夜

さて。

土曜日。

なのだが、今日一日、缶詰で仕事。
終わって、軽く立食の会食のようなものがあり、
8時半頃、浅草にスペーシアで帰ってきた。

ちょっと呑んでいたので、寝てしまい、
浅草に着いたら、車内清掃の小父さんに起こされた。

家に帰ってきて、TVをつけたら、関東は今日、
梅雨が明けていた。
まったく、今年は早い。
水は大丈夫であろうか。

遅い時刻、もう一度呑み直し。

テレビ東京の「アド街ック天国」を視ていたら、
今日は錦糸町。

錦糸町というのは、葛飾の四ツ木に住んでいた頃は
最も近い盛り場であったので、よく出かけていた。

浅草へ引越してきてから、ほとんど行かなくなったが
ここ数年、特に、スカイツリーを契機に
錦糸町も随分と変わった。

ただ、実際のところ、TVに出てくる店は、
なんともつ焼きやの多いこと。
変わったように見えても、ホントのところ、
街などというもの、その本質というのか、
においのようなものは、そうそう急には
変わるものではない。

そういう私の住む浅草だって、スカイツリーができても
別段、変わりはしない。

ともあれ。

もつ焼きが、食いたくなった。

もつ、などはないが、鶏肉ならば冷凍庫に
凍っている。

簡単に焼鳥を作ろうか。

フライパンで。

鶏肉は、もも肉、1枚半、解凍する。

これを一口に切る。

フライパンで、というのは、しょうゆ酒、砂糖を
先にフライパンで煮詰め、これが即席のたれになる。
ここに鶏を入れて照り煮にすれば、焼鳥らしいものになろう、
と考えたのであった。

先日のまぐろあらの照り煮、に、ちょっと近いかもしれない。

テフロンのフライパンに、しょうゆ、酒、
みりん、砂糖を入れる。

たれなので、砂糖は多く。
強火で煮詰める。

ある程度煮詰まってきた。

よいかな。

鶏を入れる。

ん!。

ちょっと、バランスがわるかった。

たれの味は煮詰まって濃そうなのだが、量が多い。

このまま煮ると、やたらと濃い味の
煮込みになってしまう。

火を止め、別のフライパンに鶏を移す。

先のフライパンのたれを少しだけ入れて、
強火で文字通り照り煮というのか、照り焼き、にする。

鶏肉の表面のしょうゆがちょっと焦げて
香ばしいにおいがしてくる。

ん!。
それらしくなった。
よいだろう。

皿に移す。


酒は、焼酎のレモン割り。

七味をふって、つまむ。

最初のたれの仕込みの量を誤ったが、まあ成功。

なかなか簡単にそれらしくなった。

さて。

もう一品。

これは、その後、今度はTBSの「チューボーですよ」。
今回は、麻婆なす。

これを視ていたら、なにか近い物を作れないか、
と考えた。

冷蔵庫の野菜室を開けてみると、
大き目のピーマンが一個だけあった。

これを味噌で甘目に炒めようか。

洗って、半分に切り、種を取る。

これを細かく切る。

これもフライパン。

ピーマンは先に油で炒め、後から味噌を入れて
からめればよかろう。

油は香りがよくなるので、胡麻油。

なすもそうだが、ピーマンは油や味噌ととても相性がよい。

しんなりしたら、味噌を入れ、酒と砂糖。
味噌を酒に溶くようにしてピーマンにからめ、
水気がなくなるまで煮詰める。

ピーマンはこの場合、クタクタまで火を通してもうまい。

OK。

小鉢へ。



こんなものも、うまいもんである。




 


 


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