断腸亭料理日記2014

小肌と新いかの鮨と天ぷら その1

またまた、一週間後の土曜日。

8月30日(土)夜

急に、涼しくなった。

暑ければ暑いで、大儀だが、涼しくなったら
涼しくなったで、またいけない。

気温の変化。

この病には最近は名前が付いたようで、寒暖差アレルギー
だそうな。
私の症状はアレルギー性鼻炎というやつである。

子供の頃からあるのだが、いい年をしてまったくもって、
厄介なものであるが

だがまあ、薬である程度は抑えられ、昼間は比較的軽快である。

午後、久しぶりに天ぷらでも揚げようかと
思い立つ。

あまりに暑い時期には天ぷらを揚げる気にも
ならないが、そろそろよい季節である。

午後、御徒町に出る。

アメ横のいつもの安売りの魚やも一応のぞいてみる。
ごく稀にここにはすみいかが並ぶこともあるのである。

やはり、今日はない。

この時期であれば、まだすみいかは小さくて
新いかと呼ばれている。

吉池へまわる。

すみいかがあった。
3杯。

売り場のお兄さんが、
はい、新いか!、と、威勢よくいってくれる。

やはり、新いか、で、ある。
ちょっと、ワクワクする。

それから、穴子。
細めのもの。
安くはないが、2本。

きす。
これは開いたもの、5枚くらいあればよいか。

と、見ていると、開いた小肌があった。
久しく小肌は〆ていない。

開くのがとても骨だが、開いてあるものなら
簡単にできよう。
新いかもあるし、天ぷらだけでなく、
にぎりの鮨も作ろうか。

ただし、小肌の酢〆には1日かかるので、明日である。

天ぷらは新いかと穴子ときす。
かき揚げも揚げようか。

小柱?。
生憎、小柱は今日は見当たらない。

小海老でいいか。
芝海老ではむろんないが小海老を1パック。

安い魚を先に選んで、それで天ぷらとなれば
安くあがるのだが、天ぷらというメニューが先に
あったのでこれだけ揃えると、¥2,000になってしまった。

大根も買って、帰宅。

小肌。


10枚。

まずは、小肌の仕込み。

軽く洗って、


両面塩をふって、網にのせておく。

2時間くらいであろうか。

その他の材料はこんな感じ。



新いか。

下足を抜いて、はらわたも取る。
手を切らないように気を付けて、硬い甲羅を抜き、
エンペラを取り、これをきっかけに皮をむく。


さすがにまだまだ、柔らかい。
これはうまそう、で、ある。

天ぷらの準備にかかる。

先に揚げ鍋を用意し、天ぷら油(胡麻油主体)を
入れ、予熱をしておく。

玉子冷水の用意。


平たい皿にふるった天ぷら粉を用意。

そして衣用に、大き目の容器に玉子冷水を適量入れ、
天ぷら粉をふるいながら入れる。

さっくり合わせる。

油温をみる。

まだ夏の名残、油もすぐに温度が上がるような気がする。

このあたりで、内儀(かみ)さんを呼んで、
大根おろしと、天つゆ、皿などの用意を頼む。

OK。

新いかから。

先に粉を付けて、衣を通し、油へ投入。

むろん刺身で食べられるもの。
全体で30秒くらいでよかろう。



つづく。




 


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