断腸亭料理日記2014

中華風焼きそば

3月8日(土)第一食

さて。

土曜日。

帯状疱疹はある程度治ったのだが、神経の痛みは多少残っている。
免疫力の低下が原因というのだが、五十をすぎて、無理のきかない
年寄りの身体になってきている、と、いうことなのかもしれぬ。

いずれにしても、一週間が終わると、ぐったり、
で、ある。

ともあれ。

なにを食べようか。

冷飯はないようだが、焼きそばがあった。

毎度作っているが、中華の焼きそばにしようか。

冷凍庫をみると、いかの下足とえんぺらがあった。

野菜は野菜室にピーマンとしめじ。
これでよいだろう。

いか一杯分の下足とエンペラに野菜で、焼きそば一人前の
具としては少し多いが、具だくさんはよかろう。

下足とエンペラは流水で解凍。
水道水が冷たいので、なかなか解けない。

解けたら、切っておく。
ピーマンとしめじも切って用意。

まずは、麺。

中華の焼きそばというのは、上海風だったり、
広東風だったり、具とともに炒めてしまう焼きそばもあるが、
麺に焦げ目だけをつけて、軽くとろみをつけた具をかける
焼きそばというのもある。

中華としてもどちらが普通なのか。
わからぬが、一緒に炒めてしまうものよりも、こちらの方が
私は好きである。

市販の焼きそばの麺は、袋に入って固まっているので、
ほぐさねばならない。

軽く、1分、レンジ加熱。

温めるとほぐれる。
これは、ソース焼きそばにする場合にも使える。

皿に広げ、ほぐす。


これを中華鍋に広げて焦げ目をつけるわけである。

中華鍋を煙が出るまで熱する。

一度、油をまわし、これは捨てて、もう一度油をまわす。

プロがよくこうしているが、やはりこれはやった方がよい。
鍋肌への油のなじみ方が違う。

これをやらずにくっついてしまったこともある。

中華鍋に麺を広げ、お玉の背で押し付けておく。


ここで点火、強火。

くっつかぬように、鍋をまわしながら、で、ある。

鍋から煙があがり始める。
それでも鍋をまわす。

きちんと焦げ目がついていることを確認し、
鍋を振って、ひっくり返す。


なかなかよい感じの焦げ目でる。

反対の面も同様に焦げ目をつけて、皿に取っておく。

具を炒める。

もう一度油を広げ、先に、ピーマン、しめじを入れて炒める。
いかの方が、熱が入るのが早いので時間差である。

炒めて、塩胡椒。
塩味のみにしよう。

ここに、お玉二杯ほどの水。

いかと野菜を軽く煮込む恰好になる。

ん!。

これは、いかの出汁が出そうである。

スープの素を入れようかと思ったがいらなそうである。

もう一度味見。

塩胡椒追加。

いいかな。

一度火を止めて、水溶き片栗粉を用意。

再度点火し、片栗粉をまわす。

水気はそう多くないので、すぐにとろみはつく。

OK。

麺を皿に移し、具をかけまわす。


具だくさん。

見た目は、なかなかよさそうである。

これには酢だ。

よくかき混ぜて、食べる。

今日は上々。

手の込んだことはしていないのだが、
それだけに、麺の焦げ目の加減、具のとろみ加減、
塩梅はむずかしい。

餡は少なめで、具だくさん。
これがポイントかもしれない。



 


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