断腸亭料理日記2015

日本橋・蕎麦・やぶ久

5月11日(月)夜

大阪出張。

6時半すぎ、新幹線で東京駅まで帰ってきた。

新幹線の日本橋口から出てくる。
こちらにQBがあるので、たまに寄ることがある。
ちょいと髪が切れるので便利である。

混んでもおらず、10分で出てきた。

さて。

なにを食べようか。

洋食、鮨、蕎麦、、いろいろ選択肢はあるのだが、、。

蕎麦。久しぶりに[やぶ久]へ行こうか。

ここは季節でかわる天ぷらを出しており、
それを天ぬきにしてもらって、呑む。
今日もこれだ。

永代橋通りを歩き呉服橋の信号を渡る。

日本橋交差点の呉服橋から見て左角のビルも再開発が
終わって、新しいビルができている。

ちょうどこの対角、赤木屋などがあったところなど、
まだまだ建設中の区画もある。
第なん次なのかわからぬが、日本橋の再開発。
またまたこの街も変わっていく。

心配のような、楽しみなような。

ともあれ。

呉服橋から一本目を右に入り、
[一心たすけ]と[よもだそば]の二軒の
立ち喰いそばがあってその一軒おいた隣が[やぶ久]。

間口は一間ほどの小さな店である。

麻の暖簾を分けて、入る。

あいてる、あいてる。

入口に近いところに腰かける。

まずはビール。

エビスの中瓶。

そば味噌がきて、まずは一杯。

天ぷらはなにがあるかな?。

桜海老、白魚もある。
なるほど、季節である。

ここは創業明治35年。立派な老舗である。

老舗ではこんな旬のものを出すところは
そうは多くない。

うん、白魚だ。これをヌキにしてもらう。

お姐さんに、念のため聞いてもらい、頼む。

少し待って、きた。


そうか。

天ぬきはかき揚げがよいのだが、

白魚は、かき揚げではなかった。

白魚天をつまみながら、呑む。

これはこれで、よい。

さて、これ。


箸袋の裏。

「お味は如何でしょうか お聞かせください

 店主 苦労性の為」

とある。ご近所高島屋裏の[吉野鮨]も一言書いているが
箸袋裏のコメント、ちょいとその、よいものである。

ビールを呑み終わる。

久しぶりの[やぶ久]、居心地がよい。今日はお酒ももらおうか。

冷(ひや)。

ここはいろいろな地酒をおいているが、
さっぱりしたところで、新潟の八海山を一合。

それから板わさも。



呑み終わり、そば。

どうも品書きにある、カレー南蛮、カレーせいろが
辛さが選べたりし、気になる。

ここでは食べたことはない。
前からあったのであろうが、今日はなぜか
そうとうに気になる。

が、しかし、やはりこれは昼の選択であろう。

この流れであれば、素直にもりにしよう。


さわやかなのどごし。

もりの量も多め。

一気にたぐる。

腹一杯。

うまかった。

ご馳走様でした。

勘定をして、出る。


日本橋[やぶ久]。

よいそばやである。




やぶ久



 


  

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