断腸亭料理日記2016

上野・インド料理・
ハリマ・ケバブ・ビリヤニ その2

引き続き、土曜日夜。

上野のインド料理[ハリマ・ケバブ・ビリヤニ]。

昨日は、カバブまで。

あれ、カバブ?。

ケバブ?。

はて?、店の名前はケバブ。
メニューの名前はカバブ。

カバブもケバブも同じものを指しているのではあろう。
インドではこうして味を付けた挽肉を串に刺して
焼いたものが、カバブ=ケバブ。

ケバブ=カバブの元来は、トルコ、中央アジア
(遊牧民系といってよいのであろうか)、隣のペルシャ(イラン)、
ギリシャなどの串に肉を刺して焼いた料理のことで、
それがインドに伝わり、挽肉の串焼きになった、ということで
よいのであろう。

タンドリー料理が続く。

これはカリフラワーのタンドリー焼き。

なにがかかっているのか。
オイルのような、、、。

表面に多少焦げめがついて、中は蒸し焼きという感じであろうか。
シンプルなのだがこれが絶妙にうまい。

タンドリーというのは高温になる石窯であるが
むろんこの店にもある。
野菜をタンドリーで焼くというのはインドでは
よくあるのかわからぬが、新鮮である。

次。
定番のタンドリーチキン。

 

黄色ではなく赤身が強い。
これもカバブ同様、辛め。

ここはかなりスパイシー方向、で、ある。

ビリヤニ。


 

インド風の炊き込みご飯。

ソースとしてヨーグルト、ミントソースも。

米は長いインディカ米。
緑のものは生のコリアンダー。
その他、シナモンなどのスパイス類も一緒に炊き込まれている。

レッドペッパーなどの辛みは強くないが、
スパイシー。
シナモン、グローブ、コリアンダー(実)なども
入っているようである。

ビリヤニはここの看板といってよいのであろう。
特に、ラムのものがお勧めのようだが、これはチキン。

ヨーグルトをかけるよりは、そのままの方がうまい。

インディカ米は東南アジアからインド、アラブなどでも
広く食べられているのだが、うまいもんである。

日本人は長年、ネバネバの多いジャポニカを食べてきて
むろん私も生まれた頃から食べている。

中でもタイの香りのよい米はジャスミンライスなどと
呼ばれており、うまい。

日本のいわゆるご飯もうまいのだが、
インディカもうまい。

日本人としては、パンやパスタもよいがやっぱり米。
私なども、アジア、アラブへ旅行に出掛ければ、
インディカ米でも米の方が落ち着ける。

次はカレー二種と、ナン。


左はバターチキンで、右が挽肉のキーマカレー。

バターチキンはノーマル。

キーマの方は、辛みも強くかなりスパイスがきつい。

ナンのようなものは二種類あって、ナンともう一つはパラタというもの。
これは生地にギー(バターから取った脂)をはさんで焼いているもの。

そして、さらにまたまた、サービスということで
カレーをもう一品出してくれた。


これは、野菜カレーといっていた。

野菜ということでソフトそうなのだが
これもかなりスパイシー。

ここ、すべてのものに生のコリアンダーが入り、
また辛さだけでなく、スパイシー。
南インドがこんな感じなのか。

呑み放題でもあり、酒の酔いと、スパイスと
辛さでちょっとぼーっとしてきた。

腹もかなりの満腹。

デザート。

ピスタチオのアイス。

コーヒーが出て終了。

私自身は、スリランカやモルディブ、アラブへは行ったことは
あるが、残念ながらインドへはいったことはない。
しかし、ここの料理はなんだか東京ではなく、海外へきたよう。

もしかすると、日本人に合わせてなく、
かなりネイティブな味そのままなのではなかろうか。

呑み切らなかったが赤ワインのボトルと、
野菜カレーの一品サービス。
日本語のできる、店長さんらしきお兄さん、
この人がとにかくフレンドリーで愛想がよく、
大盤振る舞い。

他のウエイター氏は、日本語がわからないからか、
逆にかなりの無愛想なのが印象に残るくらい。

ともあれ、人気になるのもうなづける。

そして、これで呑み放題付きで4,000円弱は
むしろ安かろう。

 

 

食べログ
03-6672-1796
台東区東上野3-36-7 1F


 


 

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 |


BACK | NEXT |

(C)DANCHOUTEI 2016