断腸亭料理日記2017

大阪風お好み焼き・

ぼてぢゅう・御徒町店

4月12日(水)夜

お好み焼きが食いたくなった。

お好み焼きといえば、私もむろんもはや
大阪風である。

大阪出張の時に道頓堀[千房]

鶴橋[風月]守口店のチェーン店で食べてもいる。

やはり、十分うまい。

チェーンでない大阪風お好み焼きやも
東京には少なからずあるが、わからないので
入ったことはない。

毎朝、JRの御徒町駅のホームに立っていると
吉池のビルに[ぼてぢゅう]の看板があるのが
目に入っていた。

手近なところで入ってみようか。

帰り道、御徒町の駅前。

UNIQLOの入っている吉池ビルの8階、
レストランフロア。

ビルが新築されてからここまであがってくるのは
始めて、で、ある。

[ぼてぢゅう]。

テーブル席と、カウンターもある。

テーブルはそこそこ埋まっている。

お好み焼き店で、カウンターがあるというのは
おもしろい。

右端にかわいい若い女性一人が一人お好み焼き中。
カウンターはこの人だけ。

カウンターの真ん中に座る。

メニューを見る。

ビールと、、、、

わからないので、、、

一番上に書いてある、北海道十勝ポーク 究極の豚玉、1,150円
にしてみようか。

頼む。

ん!。

なにか、つまみももらおうか。
再びメニュー。

どて煮、、、ぼっかけ。

これだ、ぼっかけ。

『兵庫 神戸長田名物』と書いてる。

これ、もらってみよう。
どて煮同様、牛すじの煮込みだったか。

なにかのTVでやっていたので、聞いたことがある。
柔道の篠原が、神戸長田の出身ということで
これののったうどんを紹介していた。

ビールと、ぼっかけ、が、きた。


アップ。

青ねぎがのって、牛すじと、
小さなサイコロに切ったこんにゃく。

つまんでみる。

ん!。

これはうまい。

しょうゆ味、なのであろうが、かなり深い。
まったく食べたことがない味、で、ある。

神戸長田のぼっかけの味がみな同じなのかは
現地で食べたこともないのでわからないが。

大阪のどて煮は味噌味なのに対しこちらは
しょうゆ味という違いがあるというが、
どて煮すらほぼ食べた記憶はない。

ともあれ、ぼっかけ、なかなかのめっけもの。
うまいもんである。

そして、きた。

豚玉。


きれい飾るものである。

これも大阪のお好み焼き文化の特徴であろう。
ちょっと楕円のお好み焼き。

マヨネーズとからしであろうか。
満月、か。

青海苔と花かつおをまぶす。

コテで切って、

食べる。

究極なのかどうなのか、わからぬが、
やはり大阪のお好み焼きというのは、
うまいもんである。

小麦粉、キャベツ、豚肉、ソース、、
そんなものでできているのだが、
東京のお好み焼きとは段違いの味。

お好み焼き自体は、関西も関東も戦前に生まれ
発展したのは主として戦後すぐの食糧難の時代から
なのであろう。

同じような歴史を持っているはずなのに
なぜこんなにも関西は進化していったのか。
まったく不思議である。

ともあれ、ご馳走様でした。

うまかった。




ぼてぢゅう


03-6806-0517
台東区上野3-27-12 御徒町吉池本店ビル 8F



 

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