断腸亭料理日記2017

仲御徒町・やきとん ま〜ちゃん

1月22日(日)夜

日曜日、夜。

ご近所、仲御徒町のやきとん[ま〜ちゃん]へ
行くことにする。

仲御徒町と書いているのは、日比谷線の仲御徒町駅が
最寄であろうと思うから。
実際の住所は台東4丁目。
旧町名だと、御徒町になるのか。

御徒町というのは、JRの駅名であるし、
このあたりの地域名といってもよかろう。
由来は江戸期、幕府の御徒(おかち)の組屋敷が
あったこと。

大田蜀山人南畝先生の本業は御徒であったことで
有名である。幕府最下級の家来で、いわゆる御家人。
御徒の主な仕事は警備、警護。江戸城各門の番所などに詰めたり、
将軍の外出時の警護。蜀山人先生も将軍日光社参の行列に
入っている。

御徒町というと今東京だとここだけだが、実際に、
御徒組の組屋敷は江戸中に分散してあって、
蜀山人先生は牛込の組屋敷、今の新宿区北町に住んでいた。

御家人は幕府から支給される給料ではとても食えず、
内職をするのが当たり前であった。特にこのあたり下谷の御徒町は、
今の入谷の朝顔市の元になっているといわれているが、
内職に朝顔作りをする者が多かったという。

ともあれ。[ま〜ちゃん]のあるのは昭和通りの東側だが、
このあたりが元の御徒町。日比谷線の駅名になっている仲御徒町は
昭和通りの西側。つまりJRの御徒町駅側が仲御徒町であった。
逆のようだが。

拙亭のある元浅草一丁目からは10分はかからない。
春日通りを渡って小島町。西に向かって清洲橋通りを
渡り、佐竹商店街を横切って、竹町公園。
[ま〜ちゃん]はその先。
きてみると、、、ん?ほぼ満席。

あ〜、5時を目指してきたが、日曜は4時からであった。

それでも、奥のテーブルに狭いが席を作ってもらい、
内儀(かみ)さんと二人でもぐりこむ。

座って、私はシャリキンのレモン。

シャリキンというのは、キンミヤ焼酎を凍らせたものに
レモンを入れて炭酸で割る。

焼き物を、焼き方はおまかせで、ド、ド、っと頼む。
それから煮込み、玉子付き。

煮込みから。

トロトロというよりは、
肉々しい。
これもうまい煮込み、で、ある。

塩らっきょと、にらのおひたし。

レバー、塩。

いつもより、気持ち生っぽいか。

タン。

これも塩。
絶妙。

しろ。これはたれ。

焼きとんとしては昔からあって定番だが、
柔らかくてうまい。

つくね。

これもたれ。
だが、最初に頼むときに、生のピーマン付けますか?と
聞かれ、わからないまま、頼んでしまった。

生のピーマンも塩でバリバリ食う。

私が勝手にここの名物にしているが、

肉巻トマト、チーズのせ。
ほっかほかのトマトがたまらない。

ここまでが一回戦。

ガツ酢。

野菜もので、椎茸。

シロコロ。

茹でて、脂を落としてから焼いているのであろう。
以前からこんな感じであったか。
もう少し脂があってもよいように思う。

バラ。

味噌味だが、クセになるうまさ。

アスパラ。

今日は、多少ブレがあった、ようにも思うが、
総じて上々。

うまかった。

シャリキン2杯。

このくらいがちょうどよい。

お勘定。

ここにくると、いつも思うのだが、ある種フルコース料理を
食べているような感覚になる。
なぜであろうか。

串の焼き物であるが、肉があって、野菜があって、
塩があって、たれがあって、煮物、漬物、おひたし、酢の物、、。

それぞれは一本の串だったり、小皿、小鉢であるが、
バリエーションに富み、それぞれに念がいっている。

ご馳走様でした。

 

 

台東区台東4丁目6−1
TEL 03-3835-1758


 




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