断腸亭料理日記2017

鶏手羽丼と五反田・刀削麺・西安飯荘

またまた、二本立て。

3月12日(日)第一食

日曜日。

なにを食べよう。

朝はゆっくり起きて、内儀(かみ)さんに
ご飯を炊いておくように頼んでおく。

白いご飯が食べたくなった。

12時前に炊き上がり、さて、なににしよう。

冷蔵庫を覗くと、鍋に鶏手羽先とゆで玉子を甘辛く煮たものが
あった。
これは内儀さんが作ったもの。

これを飯にのっけて、丼にしようか。

火にかけて、煮直す。

手羽先というのは、軟骨まで柔らかくなっていないと
食べずらい。

それから、どうも内儀さんの味付けは薄めなので
これも調整。

水と酒を足して、しょうゆと砂糖も加える。

よい色をつけ、煮汁も軽く煮詰める。

ねぎでも切ってのっけよう。
斜めに切ってさらに細く切り、水に晒しておく。

OK。

ご飯をよそって、盛り付け、甘辛の煮汁もたらす。

骨があるので、丼としては若干食べずらいのだが、
味はよし。

手羽先というのは安いが、皮から脂も出るし、
骨のまわりというのは、うまみにあふれている。

煮詰めた煮汁も飯に染みて、格別。

3月13日(月)昼

月曜日、昼。

先日、一度書いている、五反田のディープな中華[西安飯荘]。

先日は担担麺を食べて麻辣(マーラー)の辛さと
クセの強さにノックアウトされてしまった。

凝りもせず、また行ってみた。

行こうと思ったのは、汁物の麺が食べたかったのと
やられっ放しは悔しい。そして、メニューによっては
食えるかもしれぬという期待である。

麺のバリエーションはその名も麻辣麺という看板のもの
先日の担担麺以外にも辛そうではないものも含めて、
かなりの数がある。

実際のところ、今まで経験があったのは担担麺のみ
で、あったかかもしぬれ。

半チャーハンとのセットにしたため、
量にもやられてしまった、ということもあった。
今回はセットをやめて、麺のみにしよう。

さて。

中国語が飛び交い、ごった返す店内。
相席で座って、メニューを見る。

オーソドックスなメニューというと、
麻婆麺がある。頼んでいる人も多い。

これは押さえておかねばいけなかろう。
セットではなく、単品。

ここのよいところは、早いというのもある。

すぐにきた。


他の麺同様、刀削麺なのだが、
ちょっと箸を入れて驚いた。

汁はほぼなし。

担担麺は本来中国では汁なしと聞いているが、、
汁なし麻婆麺というのもあるのか?。
いや、その前に、麻婆麺というのは中国に
あるのか。
わからぬが、まあ、あまり聞いたことはない。

日本では麻婆麺は定番メニューなので
この店のアレンジなのかもしれぬ。

食べてみると、花椒もたっぷり、そして
ラー油もたっぷり。

かなりの麻辣(マーラー)。

ただ、例の沙茶醤(サーチャージャン)のような
発酵系の調味料もあまり強くなさそう。
麻婆によく入る豆鼓(トウチ)、あるいは甘みの
甜麺醤(テンメンジャンなどもほぼ入っていないか。

ただ、麻辣だけかといえば、意外に他の味も
感じられる。
つまり、クセはあまり感じず、うまい。

しかし、刀削麺というのは、どんな味にも
合うようである。

これはめっけもの。

今日はあたりであった。





西安飯荘
品川区 西五反田2-10-8 ドルミ五反田ドゥメゾン109
03-3492-9068


 

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