断腸亭料理日記2017

五反田

路麺・讃岐うどん・おにやんま

広東料理・亜細亜

五反田で二題。

五反田というのは書いている通り、
今の私のオフィスがあるところ。

五反田の街というのは、山手線の駅のある街としても
なかなかにユニークであろう。

なん度か書いている通り、以前は芸者さんがいる
花柳界があったというような歴史もあるが、
今も飲食店にしても、なかなかなに個性のある店が
多い。

中でも私が思うに、この二軒は外せない。

11月29日(水)朝

寒くなってきた朝。

山手線を降りて、オフィスに行く前に
[おにやんま]。

私は独立系の立ち喰いうどん(そば)やである“路麺”
に入れている。

こしのある正しい讃岐うどん(だと思うのだが)でありながら
立ち喰いで、安い。
そして、営業時間が長いということ。
(少し前までは休みなしの24時間であったと思うが、
今は朝7時〜未明3時までのよう。)

人気。

最近は、中目黒、新橋にも店が増えているよう。

そういうことも背景にあるのか、最近は「味が落ちた」、
前からいるにはいたが、中国人の店員だけのことがあり
ずっと喋っていてうるさい、というような噂も聞かぬことはない。

こう寒くなると、やっぱり温かいかけ。

看板の鶏天、450円也。

朝8時すぎ。

坊主頭のお兄ちゃん一人の
ワンオペ状態。

まだ、満席状態ではないが、てん手古舞。
だが、黙々と、うどんを茹で冷水で洗い、天ぷらを
揚げている。

きた、鶏天うどん。

揚げ立てで、舌が火傷するほどの熱い鶏天。

うどんもしこしこ。

寒い朝には、温まる。
ありがたい、一杯。

うまかった。

ご馳走様でしたぁ〜。

色々な難点はあるかと思うが、ここの手作り感が
私は好きである。(うどんたけではなく。)
また人にもよるのかもしれぬが、真摯にうどんを
作っている姿は希少であろうと思っている。

がんばっていただきたい。


品川区西五反田1-6-3



12月1日(金)昼

さて、もう一軒、なん度も書いているが、
広東料理[亜細亜]。

東口、ロータリーの正面。

どうであろう、間口二間ほどであろうか。
駅前ではあるが、小さな小さな店。
創業は戦前の昭和五年。
今は、二代目と三代目の家族経営のよう。
いうところの“町中華”。

週に一回、は大袈裟であろうが、
月に3〜4回は昼飯にきている。

寒いので、ラーメンをと思ってきた。
最近は、店前に出ている看板に
書かれているメニューから選んでいる。

今日は、もやしそば、に目が留まった。

どんなものかわからぬが、書かれている
というのは、もちろんリコメンドということであろう。
ここのおすすめであれば、信用してよろしかろう。

どんなものかわからぬが、頼んでみよう。
今日は、ほぼ満席。
相席で座った二階。

きた。

あんかけ、ではないか。

寒い日には、なにより。

食べてみると、これが絶品。

しょうゆ系なのだとは思うのだが、
どういう作り方をしているのか、
かなり香ばしい香り。

もやし以外にには小松菜、きくらげ
たけのこ、にんじん、豚肉。

これは、これはめっけもの。

さすがのリコメンド。
自慢の味なのであろう。

これが“町中華”の底力。

温まった。

ご馳走様でした。

うまかったです。





五反田・亜細亜
03-3441-7824
品川区東五反田1-13-9




    

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 | 2017 3月 | 2017 4月 | 2017 5月 | 2017 6月 | 2017 7月 | 2017 8月 | 2017 9月 |

2017 10月 |  2017 11月 |



BACK | NEXT |

(C)DANCHOUTEI 2017