断腸亭料理日記2018

親子丼

3月11日(日)夕

さて、日曜日、午後。

親子丼が食べたくなった。
やはり、親子丼も定期的に食べたくなる。

似たようなものだが、一時期はかつ丼の方に
入れ込んだ時期もあったが、親子の方がもちろん
手間がかからぬので最近は多いかもしれぬ。

米を研いで、浸水させ、スイッチを入れておく。
鶏肉はももがあるので、OK。
玉子もむろんある。

親子丼には三つ葉がいる。

せっかくなので、味噌汁も用意しよう。

三つ葉は赤だしにも入れられる。
実は豆腐となめこが、親子丼にはなぜかイメージなのである。
親子丼につく味噌汁は赤だしで、豆腐となめこ。
皆さんもそうは思われまいか。
親子丼は、親子丼やなのか、焼鳥やのランチのようなものが
頭に浮かぶのだが、そこではなめこと豆腐の
赤だしがよく出てくるような気がしている。
わかめだと家庭や定食やのようだし、プロの和食やで
最も一般的で手がかからないが、ちゃんとした
赤だしが、なめこと豆腐なのかもしれぬ。

三つ葉と豆腐、なめこを内儀(かみ)さんに頼んで
買ってきてもらう。

ご飯が炊きあがる頃を見計らって作り始める。
赤だし用にまずは、鰹出汁を取る。

一般の鰹削り節。
煮立てたところにたっぷりと入れる。

赤だしというのは八丁味噌に米味噌を合わせるが、
八丁味噌は旨み成分が少ないので出汁は濃いめに取るのが
セオリーであろう。
三分ほど弱火で煮出して、火を止めて10分〜15分置く。

濾して、

なめこから投入。

玉子を二個分溶いておく。

親子の玉子は腰を完全に切らない。

豆腐は小さめの賽の目に切っておく。
なめこが煮えたら

投入。

味噌を溶く。

八丁味噌。

信州味噌。

ほぼ同量。

味見、OK。

これで置いておく。

鶏肉、玉ねぎを切っておく。
玉ねぎは内儀さんに外注。

鶏肉は一口。
玉ねぎは2〜3mmのスライスを
さらに半分に切ったもの。

ご飯が切れるのを待って、丼にかかる。

丼鍋に玉ねぎと鶏肉を入れる。

うちの丼鍋は、テフロンコーティング。

やはり盛り付ける時に玉子がはがれやすいから。

ここに麺つゆを注ぎ、酒で伸ばし、点火。

つゆの量がなかなか難しい。

濃すぎてもいけないし、量も多すぎてもいけないし
少なすぎてもだめである。

いつも例によってカンに頼っているが
外れることも少なくない。
量りながら決めていけばよいのだが
面倒で、毎度、カン頼り。

玉ねぎに火を通るまで。

いいかな?。

玉子投入。

ふた。

ふたをしないと玉子は固まらないので
必須、で、ある。

いいかな。

消火。

ご飯を、丼によそって、頭を移す。
これがなかなか難しい。

崩さないように、すっと、ご飯の上に
滑らせなければならない。

いろいろ試行錯誤をしたが、決定的な
コツのようなものはないのではなかろうか。

丼鍋の全周にを回し、玉子をはがす。

ここからは、度胸を決めて、一気に
箸で押し出しながら、滑らせる。

お!。

今日はまあまあ、成功。
まあ、かつ丼よりも簡単ではあるが。

赤だしも温めて、三つ葉も散らす。

親子にも三つ葉をのせる。

出来上がり。

どうであろうか。
まあまあ、半熟。

そこそこきれいに盛り付けもできた。

味の濃さも、テキトウの割には、ちょどよい。
豆腐となめこの赤だしもOK。

満足、満足。








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