断腸亭料理日記2019

エビチリ

12月8日(日)第二食

なんだか、最近中華が多い?。
理由は自分でもよくわからぬが。

2、3日前からエビチリが食べたかった。

海老のチリソース。
乾焼蝦仁あるいは干焼蝦仁、カンシャオシャーレン。

麻婆豆腐に次いで、有名で人気のある、
四川料理であろう。

正確にいうと、アレンジされた四川料理、なのかもしれぬ。

麻婆豆腐同様、歴史的にはかの日本の四川料理の
元祖、陳建民先生が日本人の口に合うように、
また、家庭でも作りやすいように、作ったレシピ、
といってよいようである。

昭和30年代、NHKの「今日の料理」の影響、功績といって
よいのだろう。陳建民氏が麻婆やエビチリ、帝国ホテルの
村上シェフがハンバーグステーキを日本の家庭に広めた。
高度成長期生まれ育ちの私たちには、覚えておくべき二人、
なのではなかろうか。

買ってきた海老は、インド産解凍もののバナメイエビ。

どのくらい前であろうか、一時、輸入物の海老が、
病気が原因であったか、高騰してから、あまり海老の
料理をしなくなっていた。

10匹ほどあって、この300円は安かろう。
追っかけていなかったのだが、このくらいであれば、
もっと海老を食べようという気になる。

殻をむいて、背ワタを取る。
背ワタというのは、背中に包丁を入れ出てくる黒い筋。
これをを取る。

洗って、下味。レシピは以前の日記。
酒、紹興酒、胡椒。もみ込む。

この間に、にんにく、しょうが、ねぎをみじん切り。
にんにく、しょうがは、小さじ1ほど。
ねぎはたっぷり。

海老は、油通しをする。
揚げ鍋に油を用意。
予熱をしておく。

海老は水気を切って、片栗粉をからめる。

揚げる。

170〜180℃で一気に。

1分ほど。

揚がった。

これから一気になるので、スープを用意。
今日は味覇。500ccのお湯に溶かしておく。

中華鍋を用意。
煙が出るまで熱し、一度油をまわし、捨て、
再度炒め用の脂を入れる。

にんにく、しょうがを投入し、炒め、香りを出す。

豆板醤。

よく馴染ませる。

ここに海老を投入。

ねぎもここで入れる。

よく合わせる。

スープ投入。

酒、紹興酒、しょうゆ、ケチャップ、砂糖。

皆適量。
いや、テキトウか。

味見。
これ、意外に難しいと思うのだが、よいぞ。
一発である。

ケチャップが入らないと、私たちが知っているエビチリには
ならない。また基本の味は甘酢なので、砂糖も必要。
だが、これらが入りすぎると、なんだか安っぽい味になる。
やはり、豆板醤の辛味の存在感を消さない程度の
甘酢ということであろう。

水溶き片栗粉でとろみ付け。

なんだか、スープが多かったか。
タプタプ、で、ある。

だが、味は決めてあるので、問題はない。
このあたり、テキトウのよさ、で、ある。

皿に移す。

まだ、タプタプ。
これでも、まだ餡は中華鍋に残っている。

ビールを抜いて、食べる。

餡(スープ)の方はよいのだが、、、

うーん。
気持ち、海老が生ぐさいか。

油通しを念入りにすべきであったか。
いや、その前にものがイマイチであったか。
あまり海老を扱い慣れていないので気が付かなかったか。
解凍→生ではなく、冷凍もの自分で解凍すればよかったか。

が、餡が、うまい。
自分で味を決めているので、自分の口に合っているのは
当然なのだが、にんにくとしょうがの香りがよい存在観を
出している。豆板醤とケチャップの組み合わせに
にんにく、しょうがよく合う。
残っていた餡も全部食べてしまった。

ま、ま、今日のところはこれでよしとしようか。

 

 

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