断腸亭料理日記2020

肉味噌ステーキ

8月30日(日)第二食

さて。
肉、で、ある。

肉が食いたい。

ステーキか?。

焼けばいよいので、簡単ではある。

いつものように、塩胡椒ににんにく、マスタード。
大定番でもちろん、うまいのであるが、
おもしろみがない。

なにか新機軸はなかろうか。

フレンチなどでは、いろいろなソースがあるが、
手間がかかる割に、シンプルな塩胡椒、マスタードに
とても勝てない。

しょうゆ、あるいは、ぽん酢しょうゆ、
あるいは、わさび、なんというのも、まあ、
うまいとは思うが、珍しくはないない。
想定の範囲、であろう。

先日の米なすの田楽の肉みそが余っている。

酒の肴にと、炒めたピーマンを混ぜてある。

これでステーキを食べてみたらどうであろうか。

ステーキ店で味噌味というのは、まあ、あまり
聞いたことはない。

鶏肉と牛肉を一緒に食べるというのも
ちょいと妙ではあるが、ステーキに味噌味は
合うのか?、という問題である。

やってみるか。

ハナマサへステーキ肉を調達に向かう。

アメリカのアンガスビーフが以前は多く
売っていて、うまいので選んで買っていたが、
最近はあまり見かけなくなっているように
思うのだが、どんなものであろうか。

これに対して、例えば、近くでは浅草ロックスの西友。
あそこは、輸入牛肉はほぼアンガスビーフでは
なかろうか。
各国ごとに輸入数は基本定められていると思われる。
アメリカ資本の西友は優先的に
入手する契約でもあるのかもしれぬ。

広くステーキ人気というのはあるのであろう。
価格が安くなっており「いきなり」であったり、
外食のステーキチェーンも増えた。
随分前に数回食べただけだが「いきなり」も
表示はしていないが、食べると
アンガスのように感じた覚えがある。

今日もハナマサにはアンガスはない。
南米産はもう一つのように思うが、オーストラリア
であれば、まあよいか。
サーロインちょっと厚めのもの。700円くらい。

購入。

フライパンで焼く。

焼く写真は撮り忘れた。

塩も胡椒もなし。

にんにくもなし。

サラダ油を敷くだけ。

強火で片面、ほどよい焦げ目を付ける。

弱火にしてひっくり返す。
焼き加減はミディアム程度を目指す。

この時点では側面で見ると半分程度色が変わっている程度。

同様に焦げ目がつくまで置く。

これではまだ厚い部分は3cmほどはあるので、
火は通っていない。じっくり熱を入れないといけない。
フライパンを斜めにし、厚い部分のみに熱が入るよう
箸で持ち上げ、焼く。

もっと厚いと、厚い部分に串を刺して焼き加減を
みるが、そこまではいいか。
勘であるが、もう、大丈夫か。

火を止め、1分ほど置く。
と、ある程度、ドリップは出てくる。
再度火をつけ、水分を飛ばし、皿へ。

肉みそはレンジで温めておいた。
添える。

どうであろうか、見た目にはよい焼き加減
ではないか。

ナイフフォークを用意。

ビールを開けて、切ってみる。

中はこんな感じ。
ミディアムよりも気持ち火が入っている感じであろうか。
ドリップはある程度出てくる。
ただ大量ではない。
このくらいならば、よいのではなかろうか。

肉味噌をのせて食べてみる。

うまい!。

ステーキ肉というのは、味噌に合う。
甘めの濃い味。

が、、、待てよ?!。

これ、当たり前ではないか。
よく考えたら、昔から肉の味噌漬けというのは
それこそ、江戸時代から、あったではないか。
近江牛である。彦根藩では伝統的に牛を生産し、食べていた。
将軍様にも味噌漬けを献上していたではないか。
すき焼きも最初は味噌味のものもあった。
今も、牛の味噌漬けはメジャーではないかもしれぬが、
売られてはいる。
和牛でなくとも味噌味は牛肉に合う。(豚も合うが。)

だが、ステーキやでは味噌味、ないのはなぜであろうか。
こんなに合うのに。

 

 

 

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