断腸亭料理日記２０２０

本所石原・レストラン・クインベル

8月29日（土）第一食

カレーが食べたくなった。

先日、浅草橋の欧風カレーとオムライスの［リトルヤミー］

へ行った。
あそこ、というのもあるのだが、ふと思い出したのが、
川を渡った、本所石原のレストラン［クインベル］。

［クインベル］は洋食、フレンチなので、様々な
料理があるのだが、ドライカレーのオムライス・
デミグラスソースかけ、これが絶品。

夜、行くことが多いのだが、ランチもやっている。
行ってみようか。

拙亭のある元浅草から隣町、蔵前、さらに厩橋を
渡ればすぐなのである。しかし、橋を渡る、というのは
思ったより心理的なハードルがあって、意外に
行かない。

13時すぎ。
大きな麦わら帽子、Ｔシャツに短パン、いつもの
雪駄をつっかけ、自転車で出る。

厩橋から清澄通り、蔵前橋通り。

飛ばしてきたわけではないが、やはり、
15分くらいで着く。
自転車で来たのは初めてだったかもしれない。

土曜日の13時すぎ。

歩道に自転車をとめて入る。
入ると、にぎわっている。

運よく、出た人がいて、空いているテーブルがあった。
片付けるのを待って、掛ける。

外は炎天下で、暑かった。
出された水を一気に飲んでしまう。

気を聞かせて、おかあさんがすぐについでくれる。
ありがたい。

まわりをみると、土曜日だからか、ビールやワインで
ランチメニューのステーキなどを食べている人もいる。
ドライカレーのオムライスと決まっているのだが、
一応、メニューを待とうか、、、、

あ！。
ビーフカツサンド。

これもここの名物であった。
こんな時期だが、持ち帰りできるであろうか。

おかあさんが、メニューを持ってきてくれたが、
ドライカレーのオムライスを頼み、
ビーフカツサンドを持ち帰れるか、聞いてみる。
ＯＫ、とのこと。

よかった。
頼む。

厨房といっても、広くはないのだが、カウンター越しに
シェフと助手の方の顔が見える。

助手の方、シェフに顔が似ている。
息子さんであろうか、前からいらっしゃったで
あろうか。どこかへ修行に行かれて戻ってこられた
のかもしれぬ。

二人で作られているが、手の込んだものが多いからか
そこそこ時間がかかる。

できた。

これこれ。
見た目も鮮やか。

ケチャップのかかったふわとろのオムライス、
中はドライカレー。きのこの入ったデミグラスソース。
この組み合わせ、で、ある。

カレー味に、玉子、ケチャップ、デミグラス。
玉子には生クリームが入ってるかもしれない。
かなり複雑な味の組み合わせであるが、
これが、絶妙。

そして、熱々。

いつもながら、感動しながら、食べる。

うまい、うまい。

食べ終わる頃、ビーフカツサンドもできたよう。

ご馳走様でした。おいしかったです。

オムライスが1320円也、ビーフカツサンド、1540円也。
会計をして、出る。

わかっていれば、家からクーラーバッグに凍った500ml
ペットを入れてくるのだが、コンビニで氷を買おう。
ちょうど凍った「おーいお茶」があった。
一緒にバッグに入れて、帰る。
帰ったらまだ温かかった、が、野菜室に入れておく。

食べたのは、夜。
箱を開けると、こんな感じ。
ラップで包まれている。

皿へ。
ピクルスも切って付けてみよう。

半生の切り口。

ビールで食べる。

冷めてもやっぱりうまい。

こんな厚みであるが、肉が柔らか。

キャベツなどは入っていない。

そして、味付けはかなりシンプル。
バターを強く感じ、ケチャップも入っているか。

うまかった。

まんぞく、まんぞく。

墨田区石原1-25-5
03-3623-1222

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