断腸亭料理日記2020

2020年まとめ

2020年も終わろうとしている。

今年はここまで、としようと思う。

なんらか、今年のまとめのようなものを
書かなければいけないような気がするのだが
もう一つ、で、ある。

現在進行形で、まだまとめる段階ではない、
という感じ。

今年の初めには、まさかこんな年になろうとは
誰も予想しなかった。

オリンピックで大騒ぎ。
外国人はもっともっと来日し、さらに大騒ぎ。
そんなことだろうと、思っていた。

それが2〜3月から、我が国だけではなく、世界中が
尋常ではない新型コロナウイルスの感染爆発に
見舞われた。

当初、専門家すらどんなことが起こるのか、
わからず、右往左往。
志村けんさんなどの有名人も亡くなった。

その後、専門家・医療関係者の懸命の努力があり、
対処法が蓄積され、重症に至ってしまっても
回復に向かう例も増えていったようにみえる。

緊急事態宣言解除後、一度新規感染者は減るが、
また、夏に第二波。
それが、収まらないうちに冬に突入し、第三波。
東京都の一日の新規感染者は1000人に迫りつつあり
そこへまた、変異種の侵入。
医療崩壊が現実のものとして、起こりつつある、
のか。

まさに現在進行形だが、改めて、最前線でぎりぎりの
奮闘を続けられている医療関係者の皆様に思いをはせ
深く感謝を申し上げる。
感染を少しでも広げないように務めることが
私達にできる数少ないこと。
慎まなければいけない。
また、政府には医療関係者の皆様の努力に
せめても、金銭面で報いる政策を拡大して
もらいたいと強く思う。

そんな中、生活や仕事の仕方も変わられた方も
多いのであろう。ストレスも相当に増えている方も
いらっしゃると思う。

私などぶらぶら暮らしている者は正直のところ
申し訳ないくらい大きな変化はない。

私自身のことを書けば、コロナ禍以前からこんな生活を
始めていたわけである。
先のことはわからぬが、30年以上サラリーマンをして
早めに辞め、一先ずぶらぶら生活。
この日記を書く、書くために用意する以外のことは
ほぼしていない。

普通の方であれば、こんな生活を急に始めれば
うつ病にでもなってしまうのかもしれぬが、
私の場合、不思議とそんなことはない。
こんなことが数年、人生にあってもよいのでは
とも、思ってもいる。

まあ、それが、今年からのコロナ禍でさらに
クローズしてしまったのだが、まあそれでも
やっぱりあまり問題はない。

人と会わない、旅行も行けない。博物館、美術館の
類にも行かない。歌舞伎、寄席も、映画館も然り。
地下鉄、電車も乗らない。
近所を自転車で走るくらい。
だがそれでもあまりストレスには感じない。
元来、怠け者なのかもしれない。

TVばかり視る。NHKの歴史系、自然系。
民放のバラエティーもかなり視るようになった。
ドラマは少ないが、映画。むろん、ネット系も多いので、
これといって決めて視ているわけではなく、
おもしろそうなものは、端から視ている。
同じものもなん度も視てもいるか。

必要があれば資料として書籍は探しもするし、読む。

ただ小説の類などは、池波先生など気に入ったもの以外は
もともと多く読む方ではなかった。
そこへもってきて、老眼もひどくなっているので、
眼鏡を掛けてまで読むのも面倒で、拡大できる
メディアで読めるもの以外読まなくなっている。

まあそんな毎日で、申し訳ないくらい。

一方で、こんなことになって明らかになったこと。

皆さん、そうであろうが、不要不急という言葉が
キーワードになった今年、本当に必要なもの、こと、を
よく考えるようになった。
特に飲食、エンターテインメント系が最もその影響が大きい。
その人や社会にとって、本当になくてはならないものは
なんなのか、で、ある。

人には、様々な価値観があって、様々に必要不可欠なものは
あるのであろう。コロナ禍が終われば、また、前の通りに
戻るのかもしれない。
ただ、自分のことを考えると、一度不必要と考えたもの
には戻らないのではないかと思われる。

やはり、コロナ後、時代はなにがしか、変わることは
間違いなかろう。

どんなことになるのか。
これも想像は難しい。

ともあれ。

現在進行形で、来年、どんなことになっていくのか、
今は予測を立てることすら難しくなっている。

ワクチンはできてくるが、オリンピックは本当にできるのか。
やってしまって、さらに大惨事にはならぬのか。
悲観的なことを考えれば切りがないが。

いい加減、飽き飽き、かもしれぬが、
来年一杯、さらに再来年まで続く?。
少なくとも、この夏頃に思っていた以上に長くなりそうな
感じもする。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ともかくも。
来る年、皆様には、くれぐれもご自身、ご家族のお身体
ご自愛いただきたくお願い申し上げます。

また、本年のご愛読感謝し、来年も引き続きのご贔屓賜りますよう
お願い申し上げます。

                        断腸亭錠志

 

 

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