断腸亭料理日記2020

かつ丼

5月25日(月)第一食

23日にQBが開いていた。
ご存知であったろうか。

10時台に出かけて、切ってもらい、
久方ぶりに、さっぱり。

と、いうことで、一昨日のとんかつ。
一枚残っていた。

これは?。

そう、もちろん、かつ丼にする。

毎度、お世話になっている、元浅草[砂場]で週に一回は
もりそばとミニかつ丼のセットを食べていた。
このところ、行けていなかったのは、残念。
もうそろそろ、いいかもしれない。

ともあれ。
かつ丼といえば、やっぱりそばやである。

これは、東京では、決まり、掟、である。

最近、そばやはだめだ、ラードで揚げていなければダメだ、
などと吹聴している者がいるようだが、まったく
わかっていない。

ラードで揚げたカツのかつ丼ももちろんうまい。
否定するものでは、一向にない。

そもそも毎度書いている通り、玉子でとじたかつ丼というのは、
戦前、東京早稲田のそばやで生まれている。

つまり、東京生まれの食い物。
いわば、最早、東京名物、東京の伝統食といってもよいだろう。
それで、東京のそばやには、ご飯ものを置かないような
頑固な老舗は除いて、今もほぼ100%かつ丼を置いている。

誰がなんと言おうと、東京でかつ丼といえば、そばやである。
これだけは、譲れない。

ラードでなくとも全く構わない。
そばつゆで煮込んで玉子でとじたもののうまさがある。
これが東京のかつ丼なのである。

そばやのかつ丼に文句をいう奴は、東京人として
許してはいけなかろう。
まったく、わかっていない。

閑話休題。

そんなかつ丼。

先日の親子丼

のテイタラクが、まだ記憶に新しいが、
果たしてどんなことになるのか。

だがまあ、チャレンジしなければ、上手くはならない。

玉子もあるし、特に揃えるものもないのだが、
やっぱり、味噌汁も。

安い三つ葉があったので買ってくる。

カツは、ラップに包んで冷蔵庫入れておいた。

そう、これは、ラードで揚げたとんかつではあった。

一度温めた方がよかろう。

アルミを敷いて

オーブントースター180℃で温める。
温まったら包丁で切っておく。

玉子は2個用意。

この玉子はL玉で、たまたま卵黄2個のものがあった。

別々にほぐしておく。
冷凍飯を丼に解凍しておく。

丼鍋に切ったカツを置く。

ここから、動画、で、ある。
果たして、、、!?

親子丼のリベンジはできたのか、
やっぱり、くずれてしまったのか。

と、いうことであった。
今日は動画の中の模様に文字で触れるのはやめてみる。
是非視ていただきたい。

で、出来上がり写真。

これは意外に、ソレナリではないか。

色々なことはあったが、このミテクレ。

そして、つゆの濃さもよし。
また、肉も厚いので、満足度も高い。

やっぱり、こんなもの?。過程はともかくミテクレと味がそこそこ
であれば、満足すべき、なのかもしれぬ。

そして、今日は、ラードの件。

比べるとやはり私は、とんかつは絶対ラードだが、
かつ丼にするカツは、植物性油で揚げたものの方が
好きである。
ただ、はっきりいえば、かつ丼にしてしまうと、油の違いは
かなりわかりずらい。微妙なものである。
かつ丼の味に決定的な要素、とも思えないのである。

 

 

 

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