断腸亭料理日記2020

和牛炭焼きローストビーフ

5月14日(木)第二食

さて、肉が食いたい。

ステーキでもよいのだが、、なにがよろしかろう。

手元にあった、ステーキの鉄人、和知シェフの肉のレシピ集

をペラペラみてみる。

目に留まったのはローストビーフ。
このレシピは、オーブンで焼くのだが、和牛を
使っている。

ローストビーフを和牛でやる、というのはおもしろい。

少し前に、炭でアンガスビーフのステーキ肉を焼いたが
すぐに焼けてしまった。
今度は塊を、オーブンではなく、炭で焼いてみたらどうかと考えた。
それも和牛!?。
むろん、値は張る、のであろうが。
たまにはよいか。

上野広小路の松坂屋も連休明けから地下の食品売り場だけ
開けている。のぞいてみようか。

肉売り場。
黒毛和牛もも肉塊、、、、あった!。

特売、などと書いてあるが、100g900円。
確かに、多少安いように思えるが、むろん絶対値は、高い。
塊で、いくらになるか、量ってもらうと、479g、4,691円。
、、、、、?!、よし、買おう。

ローストビーフなので、クレソンも買って帰宅。
冷蔵庫に入れずそのまま、夕方まで外に置いておく。

これ。


開けると。

あ、松坂屋の地下の肉売り場って、肉の匠[いとう]だが、
伊藤ハムだったのか。
気が付いていなかった。

ともあれ、見た目、和牛だがサシたっぷり、という
感じではない。どんなものか。

例によって、炭を熾し、ベランダの七輪。
さらに炭を足し、足した分も含めて熾しておく。

肉には全面にしっかり塩。

黒胡椒を電動ミルで全面にまぶす。

そして、オリーブオイルをスプーンで塗る。

炭は、前回の反省を生かして、できるだけムラのないように
全体を熾してある。
この状態であまりあおがないで、焼こう。

シェフのレシピでは200℃のオーブンで1時間20分。
とにかく、気長に焼こう。

動画。

安い肉ではないので、失敗はできない、などと
考えていた。

各面をじっくり焼く。

レシピのオリーブオイルは乾燥防止、ということだが、
炭火で焼いていると、見た目には、そうパサパサな
表面にはならないようであったので、塗ったのは
途中で一回だけ。

30分弱。
いい感じの表面になってきた

金串を刺して、中の温度をみる。
すると、意外にも、温度は上がっている。

もっと時間が掛かると、覚悟をしていたが、早い。

だが、よさそうな雰囲気。

しばらく火をよけて置いてみる。

大量ではないが、赤いドリップが落ちてくる。

どんなものであろうか。
ともかくも、切ってみなければわからなかろう。

よし、炭は終了。

炭はまだ燃え残っている。
すべて炭壺に入れてふたをし、消火。
次回、消し炭として使うことができる。

台所に戻って、さっそく切ってみる。

ドリップがまだ出てきそうだが、いい感じのピンク色
ではないか。

カリっとした端っこを食べてみる。

端っこなので、塩味は少し強いが、カリっとうまい。

少し切って、皿へ。

クレソンも添える。

アップ。

さすがに、和牛。
写真ではわかりずらいのだが、よい脂が
ジワっと染みてくる。クレソンがまたうまい。爽やかな香りと軽い苦み。

残りはアルミホイルで包んで、冷蔵庫へ。

深夜、また出してみる。
ドリップはホイルに随分と出ていた。

冷えてこのくらい時間が経った方が、うまいかもしれぬ。
おわかりになろうか、サシが見える。
冷たいが、この脂は、すぐに口の中で溶ける。

和牛ならではのローストビーフ、和知シェフの意図は
よくわかった。赤身のアンガスなどでもうまいのだが、
やはり、上回っているだろう。
まあ、この値段、流石である。

 

 

 

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