断腸亭料理日記2020

キューバサンドウィッチ

10月5日(日)第二食〜

さて、キューバサンドウィッチ、で、ある。

これ、ご存知であったろうか。
私は、知らなかった。

例の、フレンチ&肉料理の和知シェフの
「銀座 マルディ グラのストウブ・レシピ」

からのもの。

そもそも「ストウブ」から私には、馴染みはない。
ストウブというと、アウトドア、キャンプなどをやる人が
よく使う、重いふたの鋳物の鍋、程度の知識。

しかしこれ、その程度のものではなかった。
ストウブはそもそもフランスのもので、フレンチ料理の
シェフには、とても馴染みの深いもの。
そういえば、浅草の大宮シェフも使っていた。

このストウブレシピ集に、キューバサンドなるものが
載っていたのである。
もちろん、私はこれも初耳。
和知シェフはストウブを使うのではあるが、要はこれ、
いわゆるホットサンド。(和知シャフはストウブの重い鍋で
潰して焼く。)ホットサンドメーカーがあれば簡単にできそう。

これを機会に、持っていなかった、皆さんご存知の
ホットサンドメーカーを買ってみた。

材料は、パンはフランスパン、はさむのはロースハム、
グリエールチーズ、ピクルス。これにマスタード、バター。
なんだか、簡単そうではないか。

グリエールチーズと厚切りのロースハム、
切れていた甘くないピクルスを買ってきた。

グリエールチーズ。

フォンディュにも使うもののようだが、これも初めて買った。

材料を切った。

フランスパンはよくわからぬが、斜めに。

ホットサンドメーカーは当然、食パンの大きさなので
二つ分用意。

ポイントは、どうも、サンドイッチになった表側に
バターを塗って、プレスをして焼くようなのである。

まず、フライパンで中側を焼く。

メーカーにバター。

片側にハム、チーズ、ピクルス。

片側にはハインツのマスタードを塗っておく。

ホットサンドメーカーに載せ、上になるパンにもバターを置く。

これでプレスして焼けばよいのか?。

ホットサンドメーカー自体使うのは初めてではあるが、
そう難しくはなかろう。

はさんで、焼く。

どうかな?、開けてみる。

左が、少しずれたが、バターが溶けて、焦げ目も付いている。
なかなかいい感じではないか。戻して再度、焼く。

両面、よい色に。

よさそう。

ビールとともに、食べる

フランスパンにバターが染みて、こんがり。
ほんとは、チーズがちゃんと溶けているのが、意図、
なのか、、。わからぬが、まあ、うまいことは
間違いない。

ただ、特段凝ったものではないので、想定の範囲内の
味、ではある。

さて。
和知シェフも書かれていたが、このキューバサンドイッチは、
「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブローの製作・監督・
脚本・主演の映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」

の重要なアイテムとして出てくるという。

これを作る前に観ておくべきであった。

作って、食べてからこれを観た、のである。

すると、パンの切り方、
斜めではなく、真横に切るものであった。※

確かに、この映画を観ると食べたくなるであろう。
料理人が主人公のグルメ映画で、なかなかおもしろかった。
2015年公開のものだが、日本でそう話題になったものではない
と思う。だが、すっと観られるハートフルコメディー。
佳作だと思う。お勧め。

そして、さらに、もう一つ。
作って、食べて、観た後、近所にこのキューバサンドの持ち帰り店を
偶然見つけたのである。[キューバサンド&デリ アイナマ
(CUBAN SANDWICH & DELI AHINAMA)]。場所は東上野、ねぎせいろの
蕎麦や[翁庵]の裏あたり。 開店は今年6月とできたて。

10/6昼、買いに行ってみた。店はなかなか盛況のよう。
生憎、ノーマルなポークは売り切れており、ビーフ。
大きさはハーフ。500円也。

パッケージ。ちょっといい感じ。

こんな感じ。

バターを塗って潰して焼いたのは、ポークと同じようなのだが
中は、チリソースが入った、これはこれでうまいが、
ちょっとケバブサンドのようなものであった。
映画に出てくる、キューバサンドはフロリダのもの。
[アイナマ]のものはキューバのもの?。わからぬが、
微妙な違いがあったかもしれぬ。

 


※パンはフランスパンでも可なのだが、キューバンブレッド
という少し柔らかいものを使うのが本寸法のよう。

キューバサンド&デリ アイナマ

050-5597-8591
台東区東上野3-23-5 新井ビル 1F

 

 

 

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5|

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 | 2017 3月 | 2017 4月 | 2017 5月 | 2017 6月 | 2017 7月 | 2017 8月 | 2017 9月 |

2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月|2018 2月| 2018 3月|2018 4月 |

2018 5月 | 2018 6月| 2018 7月| 2018 8月| 2018 9月| 2018 10月| 2018 11月| 2018 12月|

2019 1月| 2019 2月| 2019 3月 | 2019 4月| 2019 5月 | 2019 6月 | 2019 7月| 2019 8月

2019 9月 | 2019 10月 | 2019 11月 | 2019 12月 | 2020 1月 | 2020 2月 | 2020 3月 |

2020 4月 | 2020 5月 | 2020 6月 | 2020 7月 | 2020 8月 | 2020 9月 | 2020 10月

BACK | NEXT

(C)DANCHOUTEI 2020