断腸亭料理日記2020

ポークソテー・シャルキュティエール

9月13日(日)第二食

さて。
今日は、ポークソテー、で、ある。

豚ロースを焼いたもの。
なんだか、食べたくなった。

塩胡椒でも十分うまいのだが、なにか他にないか、
と考えてみた。

肉といえば、和知シェフ。

ステーキなど牛肉の焼き方など、いつも参考にしている。

ポークソテーもないかとみてみると、あった。

表題の「シャルキュティエール」というもの。
これはソテーに合わせるソースの名前のよう。

フレンチである。

シャルキュティエールはcharcutiereでフランス語。
肉や、食肉加工業、あるいは、肉や肉加工品を扱う
デリカテッセンを指すよう。

どうもフレンチやイタリアンの名前はやっかいである。

これがなぜ、ソースの名前になっているのか。
由来は調べたのだが、よくわからない。

イタリアンだが、スパゲティーカルボナーラは
炭、炭焼きに由来するが、炭焼き職人が食べていた、
とか、黒胡椒が炭に見立てられている、など
説明はあるが、どれもなんとなくピンとこない。

あちらの料理名は愛称のようなもので、由来は
あったのかもしれないが、忘れられてしまった。
あるいは、プロは当たり前に知っているが一般には
知られていない、あるいは、どうでもよい、と
思われている、そんなところなのかもしれない。

ともあれ。
このシャルキュティエールソースはフレンチでは
豚肉に合わせるソースとして、かなり一般的なもののよう。
むろん、私は初めて。作ったことはおろか食べた記憶もない。

特別なものはほぼ入らない。

玉ねぎ、トマト、きゅうりのピクルス、パセリ、
マスタード、白ワイン。
こんなところ。
やってみようか。

買出し。

豚ロース。
以外では、ないのはパセリだけ。
他は全部ある。

作る。

まずは、肉に塩胡椒。

なんということはないが、動画。

両面。

その他の用意。玉ねぎ1/4、みじん切り。
パセリもみじん切り。ピクルスを細かく切る。
このピクルスはちょっと甘いスイートピクルス。
甘くないものもあって、そちらの方がよいか、
とも思ったが、生憎、冷蔵庫には今日はこれだけで
あった。
これ以外に、マスタードを冷蔵庫から出しておく。

フライパンで肉を焼く。

例によって、詳細は書かない。
動画をご覧いただきたい。

肉が焼けたら、フライパンでそのままソース作り。

和知シェフのレシピではフレンチらしく、
脂(油)を捨てて新たにバターを入れているが、
そのまま焼いた油を使った。

肉を切って皿にのせ、上からソースを
掛ける。

出来上がり。

こんな感じなので、付け合わせなどは
いらなかろう。

ビールを開けて、食べる。

アップ。

焼き上がったところでは、中はほんのりピンクで
あったが、時間がたって、こんな感じに。
焼き加減としては、上々、で、あろう。

結論から書こう。

これ、かなり、うまい。

べら棒に手が込んでいるわけではないが、
白ワインにパセリ、マスタードが入り、いかにも
フランス料理。
ただ、庶民的?、家庭料理?、といった趣き、
なのかもしれない。

ピクルスは、スイートピクルスを使ったのだが、
これがかえってよかった。
豚肉と甘酢の組み合わせ、というのは、鉄板である。

和知シェフの出来上がりの味がどんなものなのか
まったくわからないのだが、今日の私のものは
うまいことは間違いない。

このソースとってもくせになる。
それこそ、いくらでも食べられる。

かなりのめっけもの。

また作ろう。

 

 

 

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