断腸亭料理日記2021

豚汁

1月23日(土)第二食

土曜日。

予報によれば、雨から雪になるという。

曇り空で、寒い。

今日は家にいよう。

こんな日は、出不精になる。

とにかく寒い。

第一食は、作ってあったトマトのスープに
パルメザンチーズと冷凍飯を入れて、
リゾットのようなものに。

夜は、なにを食べよう。

やっぱり、温かい汁物か。

豚のこま切れがある。

豚汁!。

豚汁は温まる。

よいではないか。

豚汁というと、なにを入れるか。

やはり根菜。
牛蒡。

牛蒡は欠かせなかろう。
豚汁と牛蒡の香りは切っても切れない。

それから、じゃがいも。

豚汁は、味噌を入れるが、煮込んだ汁で
味噌汁ではない。
芋は必須である。

里芋でもよいのだが、里芋だと、けんちん汁に
近くなってしまう。
やはりじゃがいもがよい。

それから、ねぎ。
長ねぎ。
玉ねぎではなく、白い長ねぎ。

それから、こんにゃく?豆腐?油揚げ?。

これらは入っても豚汁にはなろうが、
入れなくとも豚汁は成立する。
豆腐は入れようか。
温まる。

根菜は、大根、にんじんもある。
もちろん、豚汁には入れたいのだが、
どうせ余らせるし、大量にできてしまう。
やめておこう。

夕方、買出しに出る。

洗った牛蒡、ねぎ一本、切れていたのでじゃがいも、
豆腐。
豆腐は煮込むので木綿。

これでよいか。

作る。

先に煮込むのは、豚肉と牛蒡、じゃがいもで
よいだろう。

じゃがいもを一個、むく。
一口に切る。
スライスだと、すぐに煮崩れる。

牛蒡は小口切りがよいだろう。
豚汁だと、笹垣や長く切るのではなく、小口切りが
馴染がある。
薄すぎてもいけない。3mm程度の厚みか。
食感がちゃんとあって、邪魔にもならない。

豚こま切れは、さらに一口に切る。

鍋に、水、じゃがいも、牛蒡を入れ、火にかける。

意外に早く、15分程度で煮える。

後は、味噌を溶いて、豆腐。
最後に、ねぎでよいだろう。

味噌。
冷蔵庫に、少し前に酒蔵から取り寄せた
豆腐の粕漬というのがある。
これ、入れてみようか。

酒蔵の酒粕で豆腐を漬けたもの、ちょっと興味を持って
取り寄せたのである。
だが、こういうものといってしまえばそれっきりなのだが、
豆腐を酒粕に漬けると、かなり熟れておそらく豆腐は
発酵しているのであろう、味噌に近くなっている。
酒粕と味噌が混在一体になったもの。
なんのことはない、味噌をなめるような食い物に
なっていたのである。

これ、入れてみようかしら。
豚汁に酒粕が入ってもよいだろう。

こんな感じのもの。

溶いていくと、やはりそれらしい味になってくる。

ある程度入れると、酒粕の味が強くなってくるので
そこからは、信州味噌を足して調整。

豆腐を入れ、少し煮込み、
最後に、五分切りにした長ねぎ。

分葱がまだ残っていたので、青みとして散らす。

出来上がり。

なかなかよくできた。

うまいし、温まる。

やはり味噌に酒粕が入った味。
粕汁に近い。
濃厚。

今日の豚汁、成功、で、ある。

 

 

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