断腸亭料理日記2021

上野・そば・喜乃字屋/
二長町・ラーメン・天神下大喜

ますます、たいへんなことになっている。
より慎重に。
だけれども、平静に、前向きに。
日々暮らしていかねば。

今日は、二本。

1月7日(木)第一食

そばやに行こう。
どこがよかろう。[喜乃字屋]を思い付いた。

旧臘、上野駅、公園口前「上野の森さくらテラス」の
洋食や[遠山]

へ行った。

それまで、ここを通って、タリーズには入ってたが、
[喜乃字屋]はほぼ意識になかった。
「上野の森さくらテラス」の1階、タリーズの反対側。

[遠山]に行ったときに気が付いた。

「路麺」=個人営業の立ち喰いそばというには
多少違う、ちょっとお洒落なスタンドそば。
そんな感じであろうか。

こんなところがあったのか。
きてみねば、と思ったのである。

12時少し前、自転車で到着。入ってみる。

夜は、ワインとそば、という店のよう。

先にレジで注文、会計。

そばやという看板を出していれば、
こんな時刻でも許してもらえるか。
お酒(600円)、ぬる燗と、温かいかき揚げそば(580円)。

毎度書いている「燗酒問題」。

燗酒というと、デフォルトが熱燗、ではない。
熱燗は日本酒にはむしろよろしくない呑み方。
よい酒であれば絶対にやってはいけない。
熱くもない、ぬるくもない、適温がちゃんとある。
ただお燗といえば、適温の上燗(45〜50℃)。
これを持ってきてほしい。
これが私が主張する「燗酒問題」、なのだが、
もはや時代に取り残されている?。

それで、ここは「お酒お燗=上燗」が通じないであろうと
思う店では、熱燗にされるよりはまだよい、
「ぬる燗」と言い始めている。
ぬる燗といわれて、いくらなんでも熱燗は出せなかろう、と。
お燗機を使っており、熱燗以外は出せないところは別だが。

渡された番号札を持って席へ。
時分時(じぶんどき)だが、こんな時期だからか、
先客は、2〜3人。

さほど時間もかからず、お姐さんが蕎麦とともに
持ってきてくれる。

こんな温度でよろしかったでしょうか?、と。

あれま、昼から気を使ってくれて。
お銚子を触ってみる。うん、よさそう。
ありがとうございます。

かき揚げは別皿。
最近、こういうところが出てきている。
別に食え、ということであろうか。
別に食いたい人がそうすればよい、という理解を
しておこうか。
別に出されても、私はやっぱり、崩しながら
そばに入れて食う。天ぷらそばといえば、入れるもんだろう!、
百年前から決まっている、と、言いたいが、、、。

呑みながら、そばをたぐる。
なんだかんだ言っているが、酒は辛口でうまい。
そばもうまいし、かき揚が、桜海老なのか、
小海老など入っており、上々。
予想以上。

ご馳走様でした。

喜乃字屋

03-6803-2808
台東区上野公園1-54 上野の森さくらテラス 1F

1月9日(土)第一食

寒い毎日、温かいもの、、温かいもの。

ラーメンだ。ちょっと間があいたが、二長町[天神下大喜]

今日は、ここの品書き筆頭といってよいか。
以前から定番でずっとある、とりそば。
最近、食べていなかった。

特製とりそば、1000円也。

海苔、わんたん、煮玉子、細いメンマ、かいわれ、
鶏の叉焼、白髪ねぎ。
白髪ねぎの上の黄色いものはなんであろうか。

アップ。

麺は細めのストレート。
スープは名前通り、鶏で透明な塩。
すっきり。ただ、鶏だけではなさそう。
煮干?、わからないが魚介系もは入っていそう。

白髪ねぎの黄色いものは、ゆずの香り。
黄色はマスタード?。
わんたんは、普通は豚肉であるが、鶏?。
軟骨のような食感もある。

麺、スープ、具、それぞれ、もちろん、うまい。

が、かなり複雑な設計なのではなかろうか。
それも、以前から同じではなく変わっている、
かもしれない。

どこかとがっているのではなく、全体としては
丸くまとまっている。
この店の看板にふさわしい一杯であろう。
これも定期的に食べねば。

 

 

台東区台東2-4-4
TEL 03-3834-0348

 

 

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