断腸亭料理日記2021

浅草・そば・尾張屋本店

3945号

10月5日(火)第一食

さて。

宣言開けシリーズ?。

開けたら行こうと思っていたところ。

そばやで、一杯。

別段、大酒を呑みたいというのではない。
ほんとうに、一人で一杯。
こんなことすらできないというのは、
まったくもって、不自由である。

三時半頃。

雷門通りの[尾張屋本店]。
そばやもいろいろ、それこそ浅草には
たくさんあるが、今はここが私にはちょうどよい。
肩肘張らない、うるさくない?。

天気はわるくない。
気温もそこそこまだ、高い。
10月に入ったというのに。
半袖のポロシャツにごく薄いパーカー。
下は、例によって素足に雪駄。

自転車を歩道のガードレール脇にとめ、
暖簾を分けて、入る。

お客は別々に二人。
元祖断腸亭荷風先生の写真の反対側正面のテーブル。

荷風先生のモノクロの写真には背後に神棚が
写っている。
今は、もうこちらの壁には神棚は
取り払われている。

掛けて、まず、酒、一合、冷(ひや)。

それから、なにがよかろう。
品書きを見ると?

!。

土瓶蒸し、だ。
壁の貼り紙。

季節である。
毎年、どこかで、見かければ、一回は松茸を
食べてみることにしている。
土瓶蒸しくらいでは、まあ、松茸を食べた内に
入らないかもしれぬが、私には十分。
まあ、縁起物みたいなもの、で、ある。

それから、板わさももらおうか。

酒がきた。

大関の一合ガラス瓶詰め。
そば味噌。

板わさもきた。

丸いのは、いかの海苔巻。
中の青いのはゆでた三つ葉。
三つ葉を入れるのには、江戸を感じる。

きたきた。

土瓶蒸し。

開けると、

薄切りの松茸、三つ葉、飾り切りの蒲鉾。
銀杏なんというところが入っている。

ふたにのっていたゆずを絞る。

お猪口につゆを移して、一杯。

冷酒も一杯。
つゆで酒を呑む。
うまいもんである。

松茸は入っているが、まあ、匂いがするような
しないような。
気は心で、よいではないか。

呑み終わり、松茸も平らげ、そば。

普通のざるにしようか、それとも、今は
胡麻を練り込んだ、胡麻切りがあるから、、。
それも考えてきた、のである。

いや、鴨南、だ!。
どちらも壁に貼られているが、鴨南の魅力には
勝てない。

お姐さんに頼む。

そば。

ここのそばは、ちょっと白っぽい。
更科系なのか。

つくねなどは入っておらす、スライスだけ。
まあ、あまり余計なことは、考えず、
これでもよいではないか。

見た目、つゆは薄いように見えるかもしれぬが
下町浅草の濃いつゆに馴れた舌にも十分。

まだ、気温は高いが、やっとそばは温かいものでも
よくなってきた。

そろそろ新そばの季節。

そばやが居心地がよい場所であってほしい。
切に念願する。

ともあれ。

今日は満足。
ご馳走様でした。


台東区浅草1-7-1
03-3845-4500

 

 

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