断腸亭料理日記2022

02年沖縄 その6

4175号

9月15日(木)

さて、引き続き、沖縄、渡嘉敷島、
やっとできた今日一日だけのダイビング、二本目。

一本目は渡嘉志久湾。

湾内ではあるが、なかなか見るべきものが
あった。流石、慶良間。

ただ、やはり台風がなければもう少し数は
多かったのではなかろうか。

一本目であがると雨であったが、すぐにやんだ。

ほぼ休まずに、二本目。

二本目は拠点の阿波連湾内に戻ってきた。

阿波連湾には目の前に無人島が一つあるが、
これが離島(ハナレ)のよう。その手前の、ポイント名
「ハナレ(アーファーの根)」、というところ。

根というのは岩礁のこと。
アーファーとは、沖縄でオニダルマオコゼのこと。
これは、猛毒で有名のよう。
私はおそらく見たこともないのではなかろうか。
この根にいたらしいが、今は見なくなったと
インストラクター氏。

エントリー。

エントリーしたところ砂地。で、すぐに、これ。

なんだかおわかりになろうか。
ニョロニョロと、けっこうな速さで砂の上の
泳ぐというのか、這っていく。

これ、ウミヘビ。
これも毒あり。噛まれると神経毒で命の危険もあると。
沖縄の海にはけっこういる。
出会ってもたいていは逃げて行ってくれるので
危ない思いをしたことはないが。
イラブーといって沖縄は干して昆布と一緒に
煮て食べる。
宮廷料理であったか、高級食材のよう。

魚を寄せるための漁礁として、ジャングルジムの
ようなものを沈めてある。

基本、この阿波連湾内、砂地のよう。

エイがいた。

四角いので、ヤッコエイとのこと。

時折ある岩礁。
枝サンゴと、自分で見つけた!。
ミノカサゴ。

日本中の近海どこにでもいるし、モルディブだったり
南太平洋、など南の島でもよく見る。
これも毒あり。触っていはいけない。
派手な魚なので、見つけると、なんだかうれしい。
英名、ライオンフィッシュ。

これも漁礁のためであろうか。

漁網や綱などを沈めてある。
こんなものにも、サンゴが付いて、小魚が寄っている。

砂地なので、これ。

完全に砂地に同化している。
全長で5cmほど、小さいのである。
おわかりになろうか。
子供。
平目か、鰈。

平目と鰈の見分け方って、ご存知であろうか。
ヒダリヒラメのミギカレイ、という。

まず目玉がある方を表とする。
腹を下にし背鰭を上にして魚を立てた場合、
左側が表だと平目、右側が表だと鰈と呼ぶ。

これは、ちょっと小さすぎてどちらが腹なのか
わからない。

他にも見るべきものはあったのだが、久しぶりで
やはり、うまく撮れていない。
色ももう一つ、で、あった。

また来年に期待しよう。

これで、終了。

エキジット。

あがって、港に戻る。

沖縄慶良間諸島、渡嘉敷島。
今日の二本はどちらも湾内。
むろん、もっとポイントはあるのであろう。

片付けて、ホテルへ送ってもらう。

レギュレーター、BC、タンクなど借りたのだが
それ以外は水洗いをし、夕方には帰らねばならないので
干しておく。

シャワーを浴びて、近くの食堂へ昼飯を食いに出る。
これは内儀さん、沖縄そばの小とジューシー。

ジューシーは沖縄の炊き込みご飯。

私は、カツカレーと同じく沖縄そばの小。

カツカレーは普通のもの。
ちょっと、食いすぎ。

ふと思ったのだが、この阿波連という集落に移住したら
どうであろうか。
人口700名ほどの渡嘉敷村でおそらく二番目の集落。
なんでもやといってよい、新垣商店というのが
一つっきりという。
昨日、歯磨き粉と爪切りを買った。

よく、引退して、石垣島に移住する人を聞く。
石垣は市であり、そこそこ大きい。
人もそこそこいる。

沖縄の離島でもこのくらいの方がよいのでは
なかろうか。

渡嘉敷島と700名の島民と海しかない。
ない、加減がよい。

 

つづく

 

ケラマテラス

ウォーターキッズ

 

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