断腸亭料理日記2023

断腸亭の夏休み2023 慶良間〜八重山 その12

4422号

引き続き[星のや竹富島]の初日、ディナー。
島テノワール。
魚まで。

肉料理は、ビーフかポークを選べる。
二人で両方もらった。

まず、ビーフ。

品書き上は、牛肉、バナナ、ビバーツ。
ビバーツ、というのは、島こしょうといったりもする。
胡椒科の植物で、やはり粉にして使う。
主に八重山が主産地のよう。

アップ。

上がバナナ、焼いたもの?。
同じく、焼いた島らっきょ、
牛ステーキ。
掛かっているのがビバーツ、か。

お兄さんに聞いてみると、石垣牛ではないよう。
黒毛和牛。

島らっきょを焼く、というのは初めてだが
おもしろいが、これもあり。
うまいもんである。

手前黄色いのはマスタード。

牛ステーキだが、これは、まあ、あまり違いが出るもの
ではなかろう。
もちろん、見た通り、プロの火入れ。
和牛の脂がうまい。
ビバーツも完熟させて粉にすると濃い茶色なのだが、
青いものか。胡椒でも青いまま乾燥させて粉にすると
辛味よりも香りが強く、さわやか。

ポーク。

同じく品書き上の表記は、豚肉、レバー、パイナップル、とある。

ちょっと、不思議な一皿。
豚なので、ロースト、かと思うと、まったく
違った姿。

タルト、パイのようなことなのである。
下に焼いた器があって、その中に具。
これがおそらく、豚レバー。
レバーペーストということになるのか。
そして、上にペースト状のパイナップル。

この手の掛かり方。

ただ、私が知らないだけで、やっぱり、フレンチなどでは、
レバーのタルトあるいはパイ、というのは、そう珍しくは
ないよう。

豚とパイナップルは定番の相性。

なるほど。

ここから、デザート。

アバン(前)・デザート。

品書きは、フーチバ、ピスタチオ。

あー、これ、思い出せない。
フーチバは、例の命薬(ぬちぐすい)のヨモギ。
ピスタチオとともに、上にのっている。

クリームの中になにが入っていたのか、
忘れた、、、。

グランドデザート、の、前にこれ。
フィナンシェ。

お洒落。

これが、グラン・デザート。

クリームの掛かったマンゴーなのだが、
別にテーブルで、泡盛を掛ける。

泡盛もよいもの、なのか。
詳しくはないが、昔の南九州の芋焼酎のように
匂いのきついものがあるのだが、これは、
よい香り。ちょっとジンのような?。

そして、まだある。
これがほんとの最後。

チョコレート。

花はカトレア。
おっしゃれー。

以上、ここまで、島テノワール終了。

こういう、最先端のフレンチをたまには食べなければ
いけなかろう。
慣れなければ。

さて、翌日は、ダイビング。

朝飯は、付いているわけでもないので、今日は抜き。

準備をして[星のや]送りの車で、竹富島の桟橋まで。

ダイビングボートが迎えにきてくれている。

が、乗ると、行き違いが発覚。

このサービスは、石垣の大手で、船はボートと
いうよりは、高速クルーザー。
そして、3本潜る大ツアー。
今日は遥か、波照間まで行く、と。
こういうのが主流なのか。
軟弱ダイバーの我々は、2本で予約をしていた。
我々は内容を知らされていない。

システム上は[星のや]手配で、料金も[星のや]に払う。
こういうところ[星のや]の弱点であろう。
中身の確認不足、把握ができていない。
どちらのどこに落ち度があったのか、わからぬが。

ともあれ、船に乗ってしまっては、もはや仕方がない。
途中で帰っておろしてくれというわけにもいかない。
3本に付き合うしかあるまい。
腰が痛いといっている内儀(かみ)さんは2本で
私だけ、もう一本。

これは石垣島。
多少雲はあるが、よい天気。
波も高からず。よいコンディション。

 


つづく

 

 

星のや・竹富島

 

 

 

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