断腸亭料理日記2008

上野・翁庵・ねぎ南蛮

2月2日(土)第二食

さて、2月に入った。

日曜日、3日が節分で、翌、月曜が立春。
旧の正月は、今年は7日の木曜日のようである。

寒いが、春も見えてきた、ということであろうか。

第一食は、2〜3日に作った、インドカレー。
まだ残っていた、タイの香り米を炊いて、食う。


肉が食いたくて、ハナマサで買った牛バラスライスが、今ひとつで、
しかたなく、カレーにしたのであった。

昼すぎ、そばが食いたくなる。
先週は、仲御徒町の吉仙へいったが、

今日は、どこへいこうか。

ついでに、例によって、アメ横の魚やにいくとすると、
上野御徒町方面。

池之端藪、上野藪、と、あるが、、。
今週は、上野警察の前の、翁庵へいってみようか。

徒歩で、出る。

明日は、雪になるという予報が出ている。
今日は、曇って寒い。

今日も、落語を唸りながら、歩く。

アメ横の魚や。
今日は、なにがあるかな?

と、鱈の子に目がとまった。

鱈の子、といっても、いわゆる塩漬けの、すけとうだらの子の、
たらこで、はなく、生の真鱈の子、で、ある。

大きなものが二腹で、¥500。
(まあ、ここは、なんでも¥500なのであるが。)

季節、で、あろう。
寒いし、甘辛く、煮よう。

AM/PMの前で、昭和通りを渡り、上野駅の東口、
上野警察の前の翁庵までまわる。

今時珍しい、風情のある、日本家屋のそばや。

戸を開けると、昼時はすぎているが、にぎわっている。

食券を求める。
酒と、温かい、ねぎ南蛮。

暖かい頃であれば、ここの名物、ねぎせいろ
で、あるのだが、今日は、これの温かいもの。

燗酒。


お通しは、きんぴら。

そばは、今週は、時間差で持ってきてもらう。
ここも、このくらいのことは、聞いてくれる。

ねぎ南蛮。


いかとねぎが入った、小さめのかき揚げがのっている。
ねぎせいろは、これがつけ汁に入っている。

ここのそばは、更科系というのか、色が薄めで、細いが、
温かいそばだと、そうめんのようで、
ちょっと頼りないようにも思われるが、十分に、うまい。

温まる。

うまかった、うまかった。

ぶらぶらと、下谷稲荷の前。
初午は、来週のようである。



住所 台東区東上野3丁目39−8
TEL 03-3831-2660




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