断腸亭料理日記2011

麻婆豆腐

8月6日土)夜

さて。

『講座』やら、夏休み、やらで、
少し間が開いてしまった。

8月、で、ある。

8月に入ってからは、曇りがちで、
気温も少し低めが続いていて、ほっとしていたのだが、
週末になってまた、暑くなった。

夜。

内儀(かみ)さんが、麻婆豆腐が食べたい、
と、いう。

こう暑いと、辛いものは、なにより、で、ある。

豚挽肉は冷凍庫に凍っているので、
豆腐を買ってきたら、作るよ。
と、いう。

豆腐はなに?木綿、絹。

これは、どちらでもよい。

世の中の麻婆豆腐は、絹の方が、多いように
思われるが、私は、木綿の方が、堅いので、
崩れにくく、適しているのでは、と、思う。

が、特段のこだわりは、ない。

二丁。

にんにくと、生姜?

ああ、そうだね。

生姜がないからこれも買ってくる。

と、内儀さん。

挽肉も解凍しておいてね。

内儀さんが、ハナマサで買ってくる。

じゃあ、にんにくと、生姜を一かけら程度、
みじん切りにして。

それから、ねぎも。

豆腐は賽の目に切っておいて。

どのくらいの大きさ?

これも、特にどうでもよかろう。
どうせ、多少は崩れるものである。
適当でいいよ。

あとは、豆腐を湯通しするために、
湯を沸かすののだが、これもする?
と、内儀さん。

ああ、それはまだいい。

煮すぎてはいけないので、もう少し後。

ここまでして、私が立つ。

準備をしてもらうと、楽、で、ある。
中華はやはり、段取り、で、ある。
実際の調理時間は、わずかなもの。

必要な調味料類をすべて、出しておく。

八丁味噌、豆板醤、ラー油、練りのスープの素、
XO醤。

豆腐用の鍋に火をつけておく。

中華鍋を火にかけ、煙を出す。

一度油を回し一度捨て、再び油を入れる。、

中華鍋に点火。

多少、温度が上がるのを待ち、にんにく、生姜、
豆板醤を入れ、炒める。

豆板醤がよく油に溶けたら、挽肉。
よく炒めて、油を出す。

先に点火した鍋。
煮立ってきたので、豆腐を入れる。

中華鍋、ここで、水。

煮立てて、スープの素と、XO醤。

一度火を止め、八丁味噌をお玉で取って、
よく溶き入れる。

しょうゆ、日本酒、紹興酒を入れる。

そうだ。

小さなすり鉢に、花椒(ほわしゃお、中国の山椒の実。
麻婆豆腐には必要不可欠。)を用意して。
と、内儀さんへ。

湯通ししている豆腐。
もうよいかな。

ざるにあけて、湯を切り、中華鍋に入れる。

このあたりから、仕上げ、で、ある。

内儀さんに水溶き片栗粉の用意を。

二丁だと、随分な量。
ちょとスープが足りなかった。

水を足し、味見。
八丁味噌、しょうゆを足す。

お玉の背で、慎重にかき混ぜる。

ラー油をたっぷり。

味見。

よいかな。

ねぎみじん切り。

軽く煮て、
水溶き片栗粉。

内儀さんの用意したものは、ちょっと、
量が少ないので、自分で、水と片栗粉を足す。

火はつけたままで、お玉で回しながら、入れる。

OK。

皿!。

盛り付けて、すり鉢で潰した花椒を
散らす。

できた。

どうであろうか、

段取りさえよければ、10分と少し、かもしれない。
内儀さんも、速いわね、と、いう。


やっぱり、ビール。

暑い、熱い、辛い、うまい。

あつい、からい、うまい。

この皿に、二人で四杯。

内儀さんは、さらに、ご飯にかけて食べていた。

うまかった、うまかった。









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