断腸亭料理日記2011

秋葉原・インドカレー・

ジャイヒンド

8月9(日)夜

さて。

日曜日。

今日も、相変わらず、暑い。

こう暑いと、なにもする気にならない。
ぐったり、で、ある。

昼間は、エアコンを掛けた部屋で、
ごろごろ、で、ある。

夜。

今日は、内儀(かみ)さんが、ジャイヒンド
へいきたい、と、言い出した。

ジャイヒンドは、秋葉原の、インドカレーや、
で、あるが、先月、昼、行った。

なぜ内儀さんが言い出したのか、と、いうと、
ご覧になった方も、あるかもしれぬが、
昨日の、チューボーですよ!で、登場していた、のである。

お題は、ナスと挽肉のカレー。

実は、私は、これを視ていて、作ろうか、
と、思っていたところではあった。

しかし、行きたい、というのなら、
むろん、行った方が、うまいものが、食べられるので、
賛成、で、ある。

TVで取り上げられた翌日なんというのは、
とても入れない、かと、思いきや、
昼、TELを内儀さんに入れさせると、
なんのことはない、予約はできた。

18時。

17:40頃、二人で出る。

例によって、私の恰好は、
アロハに短パン、雪駄履き。

拙亭のある、元浅草から秋葉原は、
まあ、近所といってもよかろう。
歩いたら、そう、20分ちょいか。

マンションから下へ降りてみると、
もわ〜っと、した、熱気。
もうほとんど、熱帯、で、ある。

雨は降っていないが、おそらくは、気温は
30℃を越えているであろうし、湿度は100%?
いや、水の中の方が、よほどさっぱりするのでは
なかろうかと思うほどの、湿気、で、ある。

小島町交番の前で、タクシーを拾い、
春日通りを直進、昭和通りを左折。
秋葉原。

蔵前橋通りの交差点の次の信号で、降りる。
ワンメーター。

昭和通りを渡って、路地を抜けて、
ジャイヒンドまで。

入って、名前を言って、案内をしてもらう。

混んではいるが、多少の空席はある。

しかし、普段の日曜の夜、などは、やはり、ここまでは
席は埋まっていなかったと思われる。
(この後、予約があったのであろう、すぐに埋まり、
さらに、外で待つ人も現れていた。)

ここの昼の客層は、前に書いたが、近所の
サラリーマン、OL。

夜、特に、ウイークエンドは、ちょうど我々のような、
少し年を食った、男女、というふうである。

しかし、今日は、TVの影響か、どうかわからぬが、
ちょっと、おもしろい人種がいた。

いかにも、秋葉系、いわゆる、オタクな、
お兄ちゃん3人組み。
待っている間も、おそろしいことに
食べている間も、3人で、それでなにをしているのか、
わからぬが、ずーっと、スマホをいじっていたこと。
〜食う時ぐらいやめろよ!。

ともあれ。

インドのビール、私は、キングフィシャーをもらう。

オーダーは、前に、夜、ここにきた時も、
そうだったような気がするが、面倒なので、
3000円程度の、タンドリーチキンと、
カレー3種のセットをもらう。

内儀さんは、同様の、ベジタリアン、野菜だけの
カレーのセット。

最近、インドの方に聞いたのだが、インドでは
ベジタリアンが多いという。

ベジタリアンだと、肉はむろんだめだが、乳製品も
食べないらしい。

それで、インド料理ではよく使うギーという牛乳から作る脂や、
ヨーグルトも使わない。

その代り、今回のチューボーですよ!のレシピにもあったが
こってり系にするために、
カシューナッツをミキサーで砕いたものや、
ココナッツミルクを使ったりするようである。

で、インドの人が、日本にくると、
日本のインド料理店のナンはうまい、というらしい。
これはなにかといえば、日本のインド料理店では、
ナンには、ヨーグルトを入れているが、
インドではベジタリアンが多いから、ヨーグルトを
使わない。
それで、日本のインド料理店のナンはうまい、ということらしい。

ともあれ。

この店は、先日も書いたが、辛さの希望をいえるので、
私の方は、辛くしてください、と、希望をしてみた。


3種のカレーは、左から、ほうれんそうのカレー、
チキンカレー、右は豆がベースと思われるカレー。

ナンとタンドリーチキンと、細長いのがケバブ。
真ん中の丸いのは、ターメリックライス。
サラダにヨーグルト。

辛くしてくれ、と、頼んだのだが、
いや、これ、そうとうに、辛い。

うまいのだが、次から次へと、汗が噴き出してくる。

内儀さんのベジタリアンセットはというと、
肉が入っていないだけで、カレーのベースは、
あまり変わらないよう。

辛くて、こってり。
とってもヘビーな、うまいカレーであった。

しかし、昔あったさらさらの、インドカレーは
もうあまり流行らない、のであろうか。






千代田区神田練塀町49 東和ビル 1F
03-3253-2626




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