断腸亭料理日記2011

鰯の煮たの、

芝海老から揚げ、まぐろ刺身

2月12日(土)

雪の一日から、一夜明け、雪はやんでいるが、
きれいな晴れ、とはならず、どんより曇り。

そして、寒い。

朝飯は、飯を炊いて、先週作って、
冷蔵庫にあった、鰯の煮たのと、大根の味噌汁。


午後から、また、雪になるとの
予報も出ている。

降る前に、今日は来週の『講座』の二度目の
下見に出る。

『講座』にきて下さる方へも、
そうでない方にも、内容は、まだ秘密。

地下鉄の某駅、から、歩き始め、
1時間半、銀座まで。

いや、しかし、寒かった。
日も出ておらず、雪ではなく、雨もパラパラ。

温かい、銀座線の駅構内に入ると、顔に一気に
血が回り、火照(ほて)るほど。

銀座線で、上野広小路まで、戻ってくる。

実は、魚が食べたくて、銀座まできたので、
新富寿し、にでも、寄ろうか、とも思ったのだが、
思い留まり、魚を見に、吉池に寄る。

一渡り、見て回る。
う〜む。
なんとなく、ピンとくるもの。

安くて、うまそうなものが、
目に入ってこない、のである。

この前、仙台の立ち喰い鮨で食べたが、
時期としては、白魚、なんぞもいい。

新富寿しを、頭に描いたのは、この白魚、
なのであった。
白魚は、鮨やでは、軍艦巻きにする。

昔からそうなのか、は、今一つ、私もわからないが、
やはり、江戸前の肴の代表であったことは、
皆さん、ご存知であろう。
歌舞伎の文句、『月もおぼろに、白魚の、、』、
で、ある。

1パック(1枚)1000円程度はする。
生で食べるには、1パックは多いし、
かき揚げにするのなら、2つもできない。
やはり、もったいないか。

と、白魚の隣に、芝海老(熊本産)が、あった。
1パック、220円。

白魚と、比較する意味もあまりないが、
随分と、安い。

むかずに、から揚げだ。

安いし、もう少し他のものも買おう。

まぐろ刺身。
中国船、などと書いてあるが、
筋のそばで、ちっちゃな切り身だが、
脂のありそうなところ。
これも200円台。
(実は、これ、いつも吉池あるので、
よく買うのである。)

御徒町からは、歩いて帰宅。

今日は、よく歩いた。
2時間程度は歩いている見当である。

それも、ぶらぶらではなく、歩くときには、
有酸素運動になるようにと、意識して早足で歩いている。

ウイークデーは、ほとんど運動はしないので、
今週は、まあ、よかろう。

帰宅し、早速、芝海老のから揚げにかかる。

油を揚げ鍋に用意。

余熱を含めて、ここで点火をしておく。

芝海老は、洗って、ボールに入れる。

海老というのは、他のものもそうかもしれぬが、
気を付けないと、いろんなところが、とがっていて
危ないものである。

洗っている時に、触角かどこかを、指先に
刺してしまい、血などは出ないが、
これがそうとうに、痛い。

そのまま揚げてもいいのだろうが、
片栗粉をまぶす。

あとは、高温で揚げるだけ。

まあ、簡単なものである。
揚がったら、塩を振って終了。

盛付け。


まぐろは、硬い筋は外して、ブツに切る。


芝海老は、揚げ立て。
前にも、同じように、吉池で買って、
食べているが、これがべら棒に、うまい。

内儀(かみ)さんも家におり、
ビールで一杯やりながら、食べたのだが、
やはり、うまい、うまい、といっている。

量も、上の写真の倍はある。

これが、220円とは、なんとも格安、で、ある。

まぐろは、見た通り、筋はあるが、中トロ程度の
脂はあり、十分に、うまい。

安くて、うまい。
なにより、で、ある。







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