断腸亭料理日記2012

ステーキハウス・浅草松波

連休三日目、皆様はいかがおすごしであろうか。
私の連休は、毎年のことであるが、家ですごしている。


4月29日(日)夜

さて。

連休二日目。

今日は、内儀(かみ)さんが肉が食べたいという。

肉を食わせるところといえば、すき焼かステーキ、
あるいは、焼肉。

浅草には、三つともなん軒もある。
すき焼は、今半など、老舗も数軒。

また、ステーキハウスというのも数軒ある。
けっこうな密度ではなかろうか。

すき焼でも、焼肉でもない、という。
それで、ステーキ。

ステーキハウス、というと、ファミレスもあり
ピンからキリまで。

なかで、松波にしよう、と、いうことになった。

ステーキハウスでも、鉄板焼き、と、いったらよいのか、
目の前の鉄板で焼いてくれる、紅花(べにはな)式、
と、いうのであろうか、あれ。

国際通り沿い、旧仁丹塔交差点からROX方向の右側。
いつ頃できたのかよくわからないが、
昨日今日では、ないのだろう。昔から。

6時半に予約をし、自転車で二人で出かける。

今日は天気もよく暖かい。
この時間でも、シャツ1枚で平気である。

店に入ると、二階を案内される。
なかなか、にぎわっているようである。

2人用の“特選黒毛和牛”ワイン付きのコースにする。
ワインは赤のフルボトルを付けてくれた。
(だが、最初はビール。)

お通しのたたき。


客層はどうなのであろうか。
休みの日、ということもあろうが、
比較的地元率が高そうである。

安い店ではないが、皆、気取らない普段着で、
家族できている様子。

浅草の休日の夜は、比較的こういう客層の店は
多いかもしれない。
家族連れ、と、いっても、こういう店はお祖父さんや
お婆さんの入った家族、で、ある。

店そのものも、なんとなく、アットホーム。
下町の空気が漂っている。

カラカラに炒めたガーリックスライス。
それから、サラダ。

そして、肝心の、霜降り、ぶ厚いサーロインを
目の前で切って、焼いて、焼けたところで、
皿にのせてくれる。


これはもう言葉もない。

霜降りの和牛というのは、もはや、
世界に冠たる大ブランド。
口に入れるだけで、溶けていくよう。

赤ワインとともに、ゆっくりやる。

チーズのトースト。


ワインも飲み切った。

ガーリックライスと蜆の味噌汁。


この手の鉄板焼きのステーキハウスでは
最後のガーリックライスは一般的。

だが、ここのは、ジャコ、大葉、などが入り、
にんにくは、控えめ。梅肉ペーストも添えられた
さっぱり系。

2人でフルボトルを一本開けて、酔っ払った。

値段も値段だが、200%満足。

浅草で松波というと、鮨やも有名。

あの、すきやばし次郎と同門の、芸術的な
鮨をにぎる。

こちらのステーキの松波の亡くなったご主人は
鮨の松波の親方の弟さんという。


下町の気の置けないステーキハウス、松波。
ご馳走様でした。





松波






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