断腸亭料理日記2013

焼鳥と豆苗炒め

4月13日(金)夜

焼鳥が食べたくなった。

オフィスからの帰り道、9時すぎ、というちょっと
遅い時間。

一人でどこか、焼鳥やに入るのも面倒。
ハナマサで串に刺さったものを買って、家で焼こう。

以前は生で串に刺してあるものも、輸入物だが、
売っていた。
大方は、中国やタイなどの東南アジア産。

これが、今のではなく、数年前の東南アジアでの
鳥インフルエンザの流行によって、生のものは輸入禁止、
なのか、自粛、なのかわからぬが、いずれにしても、
火の通ったものしか売場にはなくなった。

スチームなどと箱に書いてあったので、蒸したもの
なのであろう。
ねぎま、もも、つくね、皮などがある。

皮が好きなので、皮。
1パック、10本ほどあり、289円ほど。
やはり、安い。

焼鳥だけででなく、なにか野菜も。

目についたのは、豆苗。

豆苗はご存知であろう。
今、東京のスーパーではどこにでも置いてある。

字のごとく、豆の苗。
ただし、もやしのように、日を完全にあてない、文字通り
もやし、ではなく、かいわれのように、多少あてて、
ちょっと背の高い青葉のある芽になっている。

また、いわゆるもやしは、豆が緑豆なのに対して、
豆苗は、えんどう豆で茎も少し太い。

元は、やはり中国で食べられていたもののようだが、
日本では植物工場で作られており、いつも¥89だか、
¥98と安定して安く、炒めて食べると、うまい。

買って、帰宅。

焼鳥は七輪で炭で焼く。
夜のこんな時間からではあるが、焦げ目をつけるだけなので、
そうは手間ではなかろう。

火熾(おこ)しに炭を入れ、ガスレンジで赤くする。

ある程度熾きてきたらベランダの七輪へ移す。

次に、押し入れに仕舞ってあった扇風機を運び出す。

炭をさらに足し、扇風機をあてる。
あてたまましばらくおいて、足した炭も含めて、
キンキンにしたい。

その間に、冷凍の焼鳥はレンジで解凍。

豆苗炒めの準備。

中華鍋を熱くする。

にんにくをみじんぎり。

豆苗は切って、洗う。

にんにくに加えて、冷蔵庫にあった生の韓国青唐辛子も
細かく切って、用意する。
(ハナマサにあって珍しいので買ってみたのだが、べら棒に辛い。
これが使い道が今一つなくて、なかなか減らない。)

炭の様子をみる。
今一つ、熾りがわるい。

しばらくベランダに紙袋ごとだが置いておいたので
湿気ているのか?。

焼鳥のたれを用意。
これは毎回使っているが、自家製の焼鳥のたれを
空き瓶に入れて、冷蔵庫にストックしてある。

鮨で使う甘いたれ、穴子の煮汁を煮詰めたもの、と
同様に鶏皮などを煮た煮汁を煮詰めたもの。
これもいわゆる、つぎ足しつぎ足しで、使っている。

固まっているのでレンジでゆるめて用意しておく。

七輪の様子をみる。
まだ物足りないが、そこそこ全体が赤くなってきた。

いいか。
網をのせて、焼鳥を並べる。


扇風機はあてたまま。

その間に、豆苗を炒める。

中華鍋を再度熱くし、油を回す。

にんにくから炒め始める。

香りが出たら、豆苗と青唐辛子を入れ、炒める。

しんなりしてきたら、お湯をほんの少しと、練り調味料(味王)。
塩胡椒。

味見をして、終了。

皿に盛りつけ。


焼鳥の様子をみる。
そこそこ焼けてきた。

が、もとが蒸したものだからか、随分と柔らかくなっており、
また、半解凍くらいで焼き始めたからか、水分も随分と出て、
なかなかパリッとはしてこない。

待ち切れず、ビールをあけて、豆苗炒めだけで呑み始める。

え〜い、面倒だ!。焼鳥の方は、もうこんなものか。

たれをたらして、食べる。


食べながら、呑みながら、なおも焼く。

炭の火力も今一つであったが、やはり蒸したものは
今一つか。

だいぶ、暖かくなってきたが、夜遅くに、ベランダへ出て
扇風機をつけて焼鳥を焼くのは、さすがにそう長い時間は
寒くて駄目である。

テキトウに切り上げた。

今度昼間、時間をかけてやってみるか。

 

 

 

 


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