断腸亭料理日記2013

ポテトサラダ

さて。

3回に分けて、拙いフィクションを掲載したが、
どのくらいの方にお読みいただいたのであろうか。

完全なフィクションを書くのは初めてで、試行錯誤中、
習作の域を出ていないと思われる。
(驚かれた方も少なくないかもしれない。)

このお話、タイトルも付けていないし、お話は始まったばかりで
むろん、おしまいまで今後書き進めていくつもりではある。
だが、こちらの方も、自転車操業なのは一緒で、通常版も配信しつつ、
なん号か間をあけてフィクションの方も進めたいと思う。
と、いうことで今日は通常版を。

2月22日(金)深夜

ちょっと呑んで10時すぎ、帰宅。

なにか、ちょいと食い足りなく、ポテトサラダを
作ろうと、思い立つ。

まあ、嫌いな人は少なかろうが、
ポテトサラダというのは、うまいもんである。

ときおり、思い出したように、作っている。

私の場合、ご飯のおかず、ではなく、主に、酒の肴として。

ポテトサラダを酒の肴にする、というのは、
意外に思われる方もあるかもしれぬが、アリ、である。

それも日本酒や気の利いたワインなどではなく、
チューハイだったり、せめて、ビール。

だからか、いわゆる、やきとん、もつ焼きや、や、
立ち呑みなんぞにはかなりの確率で、置いている。

作る。

冷蔵庫の野菜室にあったじゃがいも、3個、
これ全部で作ろう。

たわしできれいに洗う。

じゃがいもは茹でる、のではなく、蒸す。
うちの圧力鍋は目皿がついているので、蒸すこともできる。

水を張って、芋を入れ、ふたをし加熱加圧。

圧が上がって、弱火。
5分。

火をとめ、放置。

20分後、圧が下がっているのを確認し、
ふたを開ける。

串を刺してみる。
ん?

刺したのが金串だったので、通ることは通るが、
ちょっと、ガリッという抵抗がある。
少し短かったか。

再度ふたをして、加熱加圧。
圧が上がって、弱火で今度は3分ほど。

また放置。
今度は10分ほど。

OK。

この間に、ポテトサラダに入れるものを用意する。
ウインナーを細かく切ったもの。
それから、玉ねぎみじん切り。

ポテトサラダにはなにも入らなくともいいようなものだが、
やはり酒の肴なので、この二つは入れたい。

玉ねぎみじん切りは香りも食感もよくなる。

ウインナーは細かく切ってフライパンで炒めておく。
ポテトサラダというものは、冷たい状態で食べるが、
それでもウインナーは一度炒めた方が、なぜかうまい。

蒸しあがったじゃがいもは、そのままでつぶしてもよいが
今日は皮をむく。

熱いうちであれば、簡単に手でむける。

後は杓文字(しゃもじ)でつぶし、炒めたウインナーと
玉ねぎみじん切りを入れる。

味付け。
マヨネース、塩、それから、黒胡椒を電動ミルで挽き入れる。
黒胡椒は、粒が見えるくらいの大きさと、存在感のある量。

味見。

酒の肴にするので、やはり味は濃いめがよい。

マヨネーズをプラス。

それから、酸味も強い方がよいので、酢も少し。
これだけでは、ただゆるくなってしまうので、サラダオイルも
入れる。

再度、味見。

OK。


やっぱり、ビール。

なん度も味見をしているので、思った通りの味には、
なっている。

いい加減な酒の肴なのだが、いい加減はいい加減なりに、
味は大切、で、ある。

酒の肴のポテトサラダは、あくまで濃いめ。
これがうまい。






   


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