断腸亭料理日記2015

肉が食いたくなった。

新御徒町・焼肉・もとやま

11月23日(月)夜

と、いうことで肉、で、ある。

肉、と、いうとステーキということになるが、
これはこれで、難しい。
浅草にも上野にも、いわゆる鉄板で焼いてくれる
紅花系というのか、ステーキやはある。

が、まあ、どこも似たようなものであまりピンとこない。

アメリカ風の巨大なステーキというのもあるが、
これであれば、ハナマサで買ってきたもので十分である。

すき焼きは、この前[今半]へいった。

と、なると、意外に焼肉や、がいいかもしれぬ。

そうである。
今年になって開拓した、佐竹商店街の南の[もとやま]
というところ。

希少部位を盛り合わせで食べさせてくれる。
マニア好みの話題の店というところであろう。
年中無休で、歩いて行けるのがよい。

ここにしよう。
17時からなので、17時に予約。

歩いてぶらぶら出掛ける。
今日は一日曇りで、薄ら寒い。

17時少し前、電気もついているので、入ってみる。
OK。

座って、ビールを頼み、、、
どうしようか。

ここはコースも随分とあって、名物の三点盛が入っているものもある。
宴会メニューからも二人からいけるとのこと。
これはよいかもしれぬ。

3点盛入りの5,000円程度の宴会メニューにする。

まずは、サラダ、ナムル、キムチの盛り合わせ。


これはよいかもしれぬ。
二人前ずつ適当な量が盛られている。

和牛のにぎり鮨。


コンロに火が入って、三点盛。


みすじ、とうがらし、さんかく。

これを、焼く。


塩か、わさびじょうゆ、だが、わさびじょうゆで。


どれがどれやら、ほとんどわからぬが、
うまいことは間違いない。

やっぱり、この年になると、巨大なステーキよりは
少量でうまいものが、よい。

それでも、バクバクと、喰う。


タン塩と豚とろ、豚カルビ。

 


どんどんと、焼いて食べる。

ここはかなりの頻度で、網を交換しにきてくれる。
これはなにより。

マッコリにする。


日本のどぶろく、絞っていない日本酒、よりも
マッコリは、多少酸味が強いが、これもうまいもんである。

野菜焼き。


もう一回牛。


カルビ、ロース、ハラミ。

最後は、ホルモン。


マルチョウ、コリコリ、ハツ。

これで終了。

うまかった、うまかった。

それぞれはたくさんいらない。
まさにいいとこ取りの、フルコース。

よいものをみつけた。

今日、食べ終わって気が付いたのだが、
ここ、ただの希少部位を食べさせるだけの焼肉や、ではない。

焼肉というのは、ただ肉を焼くだけのもので、
肉のよしあしだけでないように思う。

たれ、あるいは拵え方なのであろう、ここは
かなり細かく配慮をして、作られているのでは
あるまいか。

うまい焼肉やというのは、そういうところ、
秘伝の味、のようなものなのか、違う。

例えば、御徒町キムチ横丁の[京城苑]
お世辞にもきれいでな店ではない。
また、肉質などは私にはあまりわからないが、
とてもクセになる、焼肉を食わせる。

肉への欲求も満足できたし、
うまさ、も、発見できた。

大収穫である。

 

 

もとやま本店


 



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