断腸亭料理日記2016

骨付き鶏もも肉の

インドカレー その1

6月18日(土)第一食

さて。

土曜日。

よい天気。

暑くなりそうである。

関東地方だけ、なのか、わからぬが、
やはり今年は梅雨に入っても雨が少ない。
群馬などのダムも水位が低く、取水制限のニュースも
聞かれるようになっている。

米作などにも影響が出かねない。

心配、ではある、が、、、、、。
暑くなってくると、やっぱり、カレー!、で、ある。

それも、スパイシーなカレー。

もちろん、ルーの即席カレーではなく、
スパイスから作る、インドカレー。

私のカレー歴は、大学生の頃からなので、もう既に
30年近くになる。
当時は、インドカレーのレシピが載っている料理の本も少なく、
カレー粉ではなく、ターメリックやらクミンやら、
スパイス単体でもほぼ売っておらず、探すだけでも
一苦労、で、あった。

味の方も、当初はとても食べられるものではなかった。
食べられるようになるまで、数回。
安定するまでに、3年くらいはかかったであろう。

まあ、その後は、手間はかかるが、自分の口に合う
インドカレーらしきものができるようになった。
さらに、10年ほど前には、バターチキンのような
手間も多少かからず、こってり系のものなども
世の中に現れ、自分でも作るようになった。

朝、カレーを作ろうと思い立ち、足らないものを
買いに出る。

ハナマサで、玉ねぎ。
トマト缶。

肉は、鶏。
骨付きもも肉がだしも出て、うまいだろう。
冷凍のもの3本。

それから、ハナマサにいつも売っている、
タンドリーチキンのソースがまぶしてある、鶏肉。
むろん、焼いてタンドリーチキンになる。
これも。

まずは、玉ねぎのみじん切り。

1個半。
にんにく、生姜、それぞれみじん切りで大匙1。


これらをフライパンで狐色まで炒めるのであるが、
これがまあ、最も手間であり、時間が掛かる。

ショートカットで、電子レンジ。

サラダオイルをまぶして、根菜の下拵えモード。

次に、ホールのスパイスをあたり鉢ですりつぶす。

クミン、コリアンダーシード、フェネル。

今まで、量が少ないので、小さなものを使っていたが、
硬いものをつぶすので、飛び散って困っていたのである。

よくよく考えると、大きなあたり鉢を使えば、
飛び散りにくい。
なぜ今まで、気が付かなかったのであろうか。

時間的にも早かったかもしれぬ。


と、ここで、調理中断。
レンジは途中であったが、止めて出しておく。

ちょいとオフィスに忘れ物を取りに出かけなければ、
ならなくなってしまったのである。

五反田まで往復して、かつ、床屋(QB)に寄って、
戻ってきた。

1時間半ほど。
12時少し前。

カレー作りに戻る。

レンジが中途であったので再び
下拵えモードに突っ込む。

様子をみながら、10分ほどであったか。

いい感じになってきた。


このくらいであればもう、フライパンで
追加で炒める必要はなかろう。
レンジだけでもここまでできるのである。

ムラになりやすいので、時々かけ交ぜながら
なのだが、トータルで20分以上はレンジをかけてていたと
思われる。

結局、手間のかかる料理というのは
“作業”なのである、やっているうちに
飽きてしまう。
これであろう。

レンジでもずっとついていると、
やっぱり飽きてしまうのである。

一度忘れて、もう一度始めると
飽きずに続けられる。
まあ、考えたら、当たり前のことか。

さて。

朝買った冷凍の骨付き鶏もも肉も
常温に放置しておいたのだが、
おおかた溶けている。

これは塩胡椒をして両面フライパンで焼く。




焦げめがつけばOK。



つづく





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