断腸亭料理日記2017

豚ぬき?

11月1日(水)夜

水曜日。

今日は帰りに、御徒町の洋食や[ぽん多]に寄ろうと
思ったので、ある。

カツレツでもよいし、蛤のバタ焼き、
いかフライもある。
なににしようか、、。

山手線を降りて南口の改札を出る。

[ぽん多]は南口の方が近い。

7時半。

店前まできてみると、、、

あれま。

本日貸し切り。

念のため、ドアを開けて顔だけ入れて、
貸し切りですか?、と、聞いてみるが、やはり

あいすみません、そうなんです。

とのこと。

仕方ない。

とつかつやだ。

だが、水曜はもしやすると、、

同じく松坂屋裏の老舗[蓬莱屋]、、調べると、休み。

[井泉]は?。
近いので中央通りを渡って行ってみると、
案の定、店の戸口前に、大きな幕で、水曜定休、と。

そう、水曜定休、多いのである。

もう一軒、ミシュラン店[とん八亭]は?。
あー、あそこは、7時の早仕舞いだった。

ついでに、そばだが、上野[藪]?。
やっぱり、水曜定休だぁ。

いや待て、そばならば、
この前買った、生そばがまだ半分あった。
食べてしまわねば、と思いながらも
まだある。

あれにするか。

で、あれば、このところ凝っている、○○ぬき、でいくか。

正確にいうと、つけ汁に具を入れて
これを肴に呑む。

その後、このだしの出たつゆてざるをたぐる。

このこと。

鴨やかき揚げを入れたものはあるので、
この前は牛肉でこれをやってみだが、予想通り、
うまかった。
脂のあるものならば、どうもよさそう、
という結論になっていたのである。

と、すると、なんだろう。

鶏か?。

皮のあるもも、などでもよさそうだが、
いっそ皮だけを刻んだものでもよいかもしれない。

豚は?。

脂のある、バラ、などもよいかもしれない。

肉そば、なんというのがあるが、
あれも豚バラではなかったか。

よし、豚バラで行こう。

一緒に煮込むのは、ねぎでよいたろう。

ねぎだけでもよさそうだが、
三つ葉も一応買っておこう。

帰宅。

作る、というほどのこともない。

豚バラスライスは一口に切る。

ねぎは煮込む、というよりは、薬味に近い扱いがよいだろう。
薄い斜め切り。

鍋に桃屋のつゆを入れ、少しの水で割って、肉から先に入れる。

煮えたら、ねぎも入れて終了。
器に具を中心に入れ、
せっかくなので三つ葉も切って散らす。

そばつゆで煮込んだ豚バラ山盛り。
かなりジャンクな出来上がり。


今日はビール。

まあこれ、まずいわけがないが、
バランスとしては、脂っこいので、
もう少しねぎが多くてもよかった。

豚バラをあらかた食べ終え、
そばをゆでる。

つゆも、そのままでもよさそうだが、
気は心、温め直す。

ざるに並べる。

やっぱり、うまい。

先に肉そばのことを書いたが、
豚肉とそばは合う。

それで、脂のある豚バラならばOK、なのであった。

酒の肴にもなり、そばもたぐれる、
まさに一品で二役。

そしてなにより簡単なのがよいではないか。

この前にも書いたが、これでそばが乾麺では
やはり、いまいち。
そこそこ食える生そばが家で茹でられるので
成立しているといえるだろう。

ほんとに、スーパーの生そばも
進歩したものである。

次は鶏皮、だ。




 


    

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