断腸亭料理日記2018

断腸亭の夏休み2018

モルディブ その10

断腸亭の夏休み、モルディブ、10回目になった。

最後のディナー。

特別にビーチのテーブル。
まず、内儀(かみ)さんのパッタイサラダ。

そして、オールインクルーシブには入らないが、やはり
一度くらいはちゃんと食べておきたいと頼んだ。
モルディブ産伊勢海老のグリル。

どんなもんだい!、という感じである。

長さは触覚をのぞいても50cmはある。

ダイビングで見たものを考えても大きな方
であろう。

「Whole Maldivian Lobster(800g)」80ドル、
プラスのチャージが40ドル。

基本塩で焼いただけ、といってよいだろう。
日本人にはこれが一番うまい、で、あろう。

食べられるようにしているのは身の部分だけ。
欲をいえば、頭、ミソの部分もなにかしてもらえたら
やっぱり日本人にはうれしい。

そうそう、このメニューの表記である。
英語と中国語が並んでいる。
なにか読みずらいと思われまいか。

私の場合、中国語は読めないので英語を
読まなければいけないのだが、日本人のせいか
どうしても漢字が先に目に入ってしまうのである。

先にも書いているがここのお客の半分は中国人。
数年前に比べるとだいぶマナーはよくなったが、
今回はちょっと妙な体験をよくした。
なにかというと、彼ら中国語で普通に話しかけてくる
のである。これには困った。
服装や雰囲気は今はほとんど違わなくなっている
のであろう。(我々から見れば違うと思うが。)
東アジア人だと見ると、韓国人も日本人も
躊躇なく中国人と思ってしまうのであろう。
せめて英語で話しかけてくれればまだ返事のしようが
あるのだが、彼ら英語が喋れない人もきている
ようであった。
彼らの日常、仕事、生活の中で中国語の喋れない、
韓国人や日本人に出会うことがないということ
かもしれぬ。

もう一品、カレー。

モルディビアン・ツナカレー。
これは安定して、うまい。

デザート。

シャーベットとレモンタルト。

ちいさなフルーツやらマカロンをまた、きれいに
盛り付けるものである。

さて、出立の日。

出発時刻はもう少し早いはずであったが、16時。
一日ある。

ちょっと得したような、手持ち無沙汰のような。
朝飯は同じようなものなので、省略。

帰る準備をして、ゴロゴロ。

ランチ。

最後なので、食べていなかった、アンガスビーフの
ステーキ。

これもガスパチョ。

入っているものが違うのか、色違いで
三種。味はあまり違いはない。

内儀さんは定番のハンバーガー。

16時、バギーの迎えがきて、フロントでチェック。
ダイビング費用などカードで決済。

桟橋からスピードボート。

出発が遅れたのは、空港島からの飛行機の時刻が
遅くなったからのようであった。

それでもチェックインしてから1時間ほどの
待ち時間。
待つ分には遅れるよりはよい。

随分以前のことだが、あるリゾートからマレ空港まで
帰る時に、乗る飛行機のチャックイン時刻に遅れて
しまい、帰国が翌日になってしまった、ということが
あった。

モルディブというのはすべてのリゾートが一つの島で
リゾートから空港の島までは、リゾートのボートで
送ってもらう以外ない。もちろんリゾートのボートは
リゾートの責任で運転されるわけだが、この時刻の
計算がいい加減だったわけである。

お客としては信頼して任せるしかないのだが、
こういうところで、そのリゾート(ホテル)の
運営の確かさ、従業員の質がわかる。

チェックインに遅れて乗れないとエアラインの担当に
申し渡された時に、当の送ってきたリゾートの職員は
事情を我々に説明するだけで、乗れるように交渉は
してくれない。我々自身でエアラインと押し問答を
していると、そばにたまたまいた、まったく関係ない
フォーシーズンズの日本人女性のコンシェルジュの方が、
一緒に交渉をしてくれた。(エアラインはスリランカ
エアーで、スリランカ人。インド人やスリランカ人の
英語というのは、まったく聞き取りずらい。)

結局、交渉の甲斐もなく乗れなかったのだが、
それ以来、当の遅れたリゾートには金輪際行くまい
と思ったし、フォーシーズンにはいつかは行かねば
と思ったものである。




もう一回、つづく



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